2020.02.04
JGU
【再生プロジェクト】ゲートボール“beyond2024” 構想
現在のゲートボールは、「競技する」だけではなく「高齢者中心に、同世代の同じ趣味と文化を共有する人々のコミュニティ」に、その価値と、特異性があります。
しかし、日本社会が急激に変貌を続ける中で、このコミュニティは急激に縮小し、いま存続の危機にあります。
具体的には、かつて50万人以上いたゲートボール会員がいまや8万人を切り、毎年約1万人ずつ減少し、その85%を70歳以上の高齢者が占めているのが現状です(下のグラフ参照)。
そこで、日本ゲートボール連合(JGU)は、2016年に現評議員・理事の就任、さらに翌年椎川会長が就任して以来、ゲートボールの将来像や、JGUと都道府県ゲートボール団体の在り方などについて様々な議論を重ねてきました。
そして、2018年9月、JGU理事の町田光氏と南木恵一氏を再生プロジェクト委員(当時)に指名し、ついに「再生プロジェクト」をスタート。
下記の構想を掲げ、2019年度から2023年度の5年間を「再生への移行期」とし、再生プランに取り組んでいきます。
ゲートボール “beyond2024” 構想
JGUと都道府県ゲートボール団体は「社会貢献組織」へ生まれ変わります
ゲートボールの“誰もが気軽に参加でき、そこに幸福なコミュ二ティを生み出す、包容力のあるチームスポーツ”としの特性を活かし、孤独や分断が広がる今後の日本社会に優れたソリューション(解決策)を提供する社会貢献組織になります。
これまでのゲートボール
高齢者を中心とした「競技スポーツ」
これまでゲートボールは高齢者の健康促進や生きがい、そして仲間や居場所づくりなどの重要な役割を長きにわたり果たしてきました。しかし、人々の価値観やライフスタイルが大きく変化した現在、ゲートボールも「新たなスポーツに対する欲求」に対応し、その在り方を大きく変化させる必要があります。
これからのゲートボール
全世代の多様な人々が、様々な形で参加できる
「レジャー&コミュニケーション+競技スポーツ」
ゲートボールの現代的価値(下記①〜③)を「小学生」「大学」「ネット&ゲーム」を重要拠点として提供していきます。
①特別な体力や技術が要らない、誰にでも参加できる「開かれたチームスポーツ」
②小スペース・短時間・少人数でプレーできる「コンパクトで気軽なチームスポーツ」
③戦略性が高く、分析・判断・コミュニケーションを駆使する「知的でモダンなスポーツ」
※なお、再生プロジェクトの内容や進捗状況については、随時、当ウェブサイトに掲載予定です。