2021.01.21
JGU
東日本高校対抗大会に参加して〜作新クラブ・豊田叶侑さん
【シリーズ Gateball make friends!】 No.3:豊田叶侑さん(栃木)
「シリーズ Gateball make friends!」では、全国各地でプレーを楽しんでいるゲートボール男子&女子を紹介していきます。
今回ご登場いただくのは、強豪校としておなじみの作新学院高等学校ゲートボール部3年生の豊田叶侑(かなう)さん。昨年夏、豊田さんにとって最後となる全国ジュニア大会で3連覇に挑戦する予定でしたが、新型コロナウイルスの影響で中止になってしまい、出場は叶いませんでした。しかし昨年12月、全国ジュニア大会に出場できなかったジュニア選手のために日本ゲートボール連合が開催した「東日本高校対抗ゲートボール大会」に参加し、見事準優勝に輝きました。そんな豊田さんに、今大会の感想やゲートボールへの思いを綴っていただきました。
[プロフィール]作新学院高等学校ゲートボール部3年生。高校1〜2年時に全国ジュニア大会2連覇。2020年12月に栃木県で開催した東日本高校対抗大会に作新クラブのメンバーとして出場し、高校生活最後の対外試合を準優勝で飾る
東日本高校対抗大会で準優勝した作新クラブの皆さん。右端が豊田叶侑さん。その隣が1年生の妹さん
連続タッチと約10mのロングタッチに成功!
最後に少しだけ先輩らしい姿を後輩たちに見せることができました
私は高校に入学してから3年間、ゲートボール部に所属し活動してきました。先生や先輩方、チームメイトなどの環境にとても恵まれ、高校1年の時から2年連続全国ジュニアゲートボール大会優勝といった素晴らしい経験をすることができました。昨年は3連覇を目指して頑張っていましたが、コロナ禍の影響で軒並み大会が中止となり、悔しい気持ちでいっぱいでした
今回「東日本高校対抗ゲートボール大会」が開催されることを聞いて、とても嬉しかったのと同時に、これまで練習してきた成果をすべて発揮できると意気込んでおりました。そして、コロナ禍で様々な制限等がされている中でこの大会に参加できたのは、大会開催のために多くのことを考え、尽力してくださった関係各所の方々のおかげだと、感謝の気持ちを持って大会に臨みました。
この大会では、ジュニア大会で組むはずだった1年生たちと初めて一緒のチームで出場しました。また、1年生で入部した妹と一緒のチームで大会に出場したいという夢もこの大会で叶えることができ、そして、チーム全員が団結して第2位という成績を残すことができて、とても感動しました。
一番印象深かったのは、優勝した作新学院Aチームと対戦した時、最後のプレーで連続タッチと約10mのロングタッチを決めたところです。終盤の不利な試合状況でしたが、なんとか一矢を報いようと、監督の指示通りに夢中でプレーしました。天然芝の芝目に負けないように力強く、尚且つ、練習した通りまっすぐ振り抜くように心がけ、ロングタッチが決まった時は、とても嬉しかったのを覚えています。その試合は負けてしまいましたが、監督の岩田先生やOBの先輩方にも「まるで秘密特訓をしていたかのように、すべての試合でプレーがとても安定していて、安心してチームを任せられた!」と褒められました。これまで1年生たちにはあまり先輩らしいところを見せることができませんでしたが、このプレーなどを通して少しは先輩らしい姿を見せられたのではないかと思いました。
この大会を通し、今年の新チームも今までに負けないくらい強い絆を感じることができ、私が成し遂げられなかった3連覇も達成してくれると信じております。そして、私もこの3年間のゲートボール競技を通して得ることができた「目標に向かって努力する力」や「行動力」を、これからの新生活にも活かしていきたいと思います。