日本ゲートボール連合（JGU）主催の全日本ゲートボール選手権大会で数年にわたり競技データを収集・分析していただいたデータスタジアム株式会社の紹介により、 スポーツデータ解析コンペティション（主催：日本統計学会スポーツ統計分科会、情報・システム研究機構統計数理研究所）にゲートボールが初参加しました。
本コンペティションは、「欧米諸国に比べて日本のスポーツの場における統計学の活用や統計学専門家によるスポーツに関する研究が十分でないことから、実データに基づく応用研究の促進と、研究成果を現場に還元するキッカケを与えること、また研究者の裾野を広げること」を目的として、大学で統計学・統計科学を教える教員や、専攻する大学院生・大学生を対象に2011年からスタートし、今回が第10回目となります。
これまで、野球、サッカー、ラグビー、バスケットボール、フェンシングなどが取り上げられており、記念すべき第10回では、卓球とゲートボールが初参加し、データスタジアム株式会社等から提供される実データをもとに、参加者自身が考えたテーマに沿って統計学を活用した研究・ 発表が競われました。

81作品の応募のうち、ゲートボール部門には11件の参加があり、書面審査で選ばれた５作品がオンラインで口頭発表を行い、下表のとおり入賞作品が決定しました。
ゲートボール部門の作品が、全作品の中から選ばれる最優秀賞１件と優秀賞２件に選出され、新設部門としてはレベルの高い作品が多く、ゲートボールと統計学との相性の良さに高い評価をいただきました。