2021.11.29
JGU
島根県ゲートボール協会の2021年度再生助成事業を紹介
第1回隠岐島前ゲートボール大会&シンデレラ・王子・ファミリーゲートボール教室
島根県ゲートボール協会では、2021年度再生助成事業として、第1回隠岐島前ゲートボール大会を開催したほか、未経験者を中心とした「シンデレラ・王子・ファミリーゲートボール教室」を展開中です。
第1回隠岐島前ゲートボール大会は、隠岐地区のゲートボール活性化と離島振興、県内プレイヤーとの交流の場として、11月13日(土)・14日(日)に隠岐郡海士町のひまわり運動公園で開催され、島根県内から117名(島内55名、島外62名)・13チームが参加。2日間で各チーム6試合を行い、総合成績で順位を決定した結果、優勝チームは「川津(松江市)」、第2位「友和会(出雲市)」、第3位「一心クラブ(出雲市)」となったほか、地元の「海士」も第4位と健闘。初めて対戦するチームが多く、新鮮な試合展開となりました。
また、大会と並行して、海士町の住民を対象としたゲートボール教室も開催され、島根県立隠岐島前(どうぜん)高等学校の生徒や子どもたち約20名と、Iターン(都市部から出身地とは違う地方へ就職・転職すること)で来ている大学生3名などが参加。県協会や海士町、隣接の西ノ島町や隠岐の島町のプレイヤー指導の下、練習やゲームが行われました。ゲーム中は、指導者が次の打撃の意味を説明しながら進めるなど、フランクな雰囲気でした。
なお、海士町では、今年8月から「シンデレラ・王子・ファミリーゲートボール教室」を開催中で、今大会の教室にも参加した島前高校の生徒たちや大学生、中国人留学生、移住してきた夫婦とその子どもなど40代以下が20名参加しています。とくに、島前高校の高校生たちは週末などにも練習するほど熱心で、ゲートボールクラブの創設を目指しています。
開会式であいさつをする海士町教育長の平木千秋 氏
出雲市から参加のジュニアチーム・北陽ジュニアは大人たちも唸るテクニックを見せた
優勝した「川津」チーム
大会と並行して行われたゲートボール教室に参加した小学生や高校生の皆さん
同じシェアハウスに住む大学生たちは毎回の参加
島前高校の生徒など。高校生は1日目は5名、2日目は20名が参加。海士町の磯谷美加さん(手前右)が中心となり指導している
昨年から続く「シンデレラ・王子・ファミリーゲートボール教室」は、2021年6月時点で参加人数162名、3級審判資格取得者数15名と新規会員の獲得にも成功しており、今年度は、いままでの松江、安来、雲南、出雲地区などに加えて、新たに隠岐、仁多、弥栄地区でも実施中です。
11月15日(月)に松江地区の「すぱーく宍道」で行われた教室には、男女20数名が参加。女性会員が持ち寄った料理を楽しみながら交流したあとに、県協会役員の指導のもとゲートボールの試合が行われ、当初は2試合の予定が、参加者から「もっとやりたい」との声が上がり、3試合となりました。試合中は県協会の役員を中心に「素晴らしいです」などポジティブな言葉を参加者の皆さんに掛け、和気あいあいとした雰囲気でした。
県協会では「女性と子どもを増やせば、雰囲気が明るくなり、自ずと男性も増える」との方針で、今年で3年目となる女子部リーグを年5回行い、20代~90代まで9チームが総当たりで対戦しているほか、女性プレイヤーの技術と審判技術の向上を目指す女性だけの研修会も年に1回開催するなど、今後も女性と子どもを中心とした普及・育成を目指します。
会場の休憩室を利用し、会員が持ち寄った料理を楽しむ皆さん
ゲーム中の様子。プレイヤー同士でも声を掛け合っていた
新たな参加者や、紹介者には会長からプレゼントが手渡された
松江地区の教室への参加者と県協会役員の皆さん