2021.12.13
JGU
岡山大学で全4回のゲートボール体験授業が終了
新たに来年1月に全4回の体験授業を行うことが決定
岡山大学では、教育学部研究科 准教授の髙岡敦史先生が担当される「ソーシャルインクルージョン・スポーツ」の授業で、約30名の学生を対象とした全4回にわたるゲートボール体験授業を11月に終了しました。
「ソーシャルインクルージョン・スポーツ」とは、年齢や障がいの有無を越え、共に参加し、一緒に身体を動かして楽しめるスポーツを意味します。同授業では前半にボッチャを体験しており、ゲートボールの持つインクルージョン性を体感・理解することを目的に開催しました。
全4回の授業とも、学内の体育館にカラーコーンを用いて設営した4面のミニコートで行われ、岡山県ゲートボール協会から指導者が参加し、日本ゲートボール連合が主導する体験プログラムを実践していただきました。
※11月2日(火)に実施した第1回目の授業の模様については、こちらからご覧ください。
第2回目の授業は11月9日(火)に実施。
最初に、打撃練習などをしたあと、ミニゲームを主体に授業を展開。スパーク打撃あり、アウトボールありのルールによる15分ゲームを対戦チームを入れ替えながら4ゲーム行いました。前回に増して、学生同士がボール配置や打順による戦術を話し合いながらプレーを進める姿が見られ、運動能力に関係なくプレーできるゲートボールのインクルージョン・スポーツとしての価値を感じていただくことができました。
慎重に第2ゲート通過をねらう
指導者からアドバイスを受ける
第3回目の授業は11月16日(火)。
今回はミニコート4面のうち、1コートに岡山県ゲートボール協会の指導者チームに常駐いただき、学生チームが入れ替わりながらチャレンジすることに。
学生たちは各4〜5人の全7チームを編成し、1チームごとに指導者チームと対戦し、他の3コートでは残りの6チームで対戦チームを入れ替えながら15分ゲームを5ゲーム行いました。
各コートでは前回にも増して戦術について話し合い、悩む姿が見られ、途中でプレーが止まる時間帯が多く見られました。
指導者チームにチャレンジしたチームは計5チームでしたが、残念ながらどのチームも勝ちを得ることはできず、中にはダブルスコア、トリプルスコアで敗退したチームも。ただし、“強者”と対戦したことにより、学生からは「ゲートボールの持つ奥深さを感じた」「指導者の皆さんのゲームの進め方がとても参考になった」との感想が聞かれました。
どこにボールを進めたらいいのか悩む
指導者の華麗なプレイに目を見張る
第4回目の最後となる授業は11月30日(火)に行われ、最初に「つなぎ球」「送り球」「付け球」「合わせ球」「通過タッチ」「スライドタッチ」等の戦術プレイを岡山県ゲートボール協会の指導者から実技を交えて説明してもらい、練習しました。
その後は、前回の授業と同様、1コートに指導者チームに常駐いただき、髙岡先生を交えて編成した7チームが入れ替わりでチャレンジ! 15分ゲームを5ゲーム実施しました。
ゲーム中には「ここがつなぎ球の場面だよ!」「ここはスライドタッチを狙ってみては?」等の声掛けをし、 授業の最初に説明した戦術プレイを実践してもらったほか、2〜3巡目からは第1ゲートまでの距離を短くして全員がゲームに参加できるよう配慮しました。
指導者チームにチャレンジした学生チームは今回も5チームで、前回に続き、残念ながら勝利チームは出ませんでしたが、1点差で惜敗したチームがあり、成長が感じられました。
最初に指導者が戦術プレイについて実技をしながら説明した
全4回の体験授業を終えた学生の皆さんと髙岡先生(後列右端)、岡山県ゲートボール協会の指導者の皆さん
なお、本授業の履修希望者が多いことから、来年1月にも「ソーシャルインクルージョン・スポーツ」の授業で全4回のゲートボール体験授業が実施されることが決定!
さらに、岡山県内でゲートボールを導入している環太平洋大学、美作大学との3大学による交流大会も来年2月に計画されています。