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2021.12.14

JGU

金沢星稜大学(石川)がゲートボールのプロモーション活動をプレゼン

ゲートボール体験を踏まえた上で企画・提案を発表

金沢星稜大学(石川)では今年度、人間科学部スポーツ学科2年生のフィールド基礎演習の授業として、スポーツ組織のマネジメント実務を体験することを目的としてゲートボールを取り上げ、日本ゲートボール連合 (JGU)と連携し、学生主体の戦略によるスポーツプロモーションを行いました。
学生たちは、最初にゲートボールを体験した後、グループごとに「ゲートボールの競技普及の方策」「ゲートボールの競技力向上のための戦略」「ゲートボール大学交流戦のプロモーション活動企画」の各課題をグループワークで探求し、JGUに企画・提案をプレゼンテーションする流れになります。

 

※11月10日(水)に実施した第1回目の体験授業については、こちらからご覧ください。

第2回目の体験授業は11月23日(火)と24日(水)に前回同様、学内の屋内テニスコートにミニコートを設置して行われ、23日は25名、24日は23名の学生、それに両日とも同学科助教の笠原亜希子先生のゼミで昨年ゲートボールを体験した3年生が1〜2名サポート役として参加。石川県ゲートボール協会の指導者3名にもご協力をいただき、JGUが作成した体験プログラムに基づいて実施しました。
両日とも最初に3〜4人制ゲームを行った後、23日は学生4名と指導者1名のチームで5人制ゲームを体験。24日は指導者チームに学生チームが5人制ゲームでチャレンジしていく形式で行われました。
指導者チームとの対戦ではより高度なボール配置やテクニック、戦術を学生たちは体感し、対戦した4チームのうち、最後に対戦した1チームが指導者チームに勝利することができました。ゲーム間には、指導者に戦術の確認やテクニックを自主的に尋ねる姿も多く見受けられました。
約3時間におよぶ体験終了後には、教室でプレゼンのためのグループワークが実施されました。

指導者チームと対戦!

指導者チームに勝利した唯一のチーム

そして、12月8日(水)、ついにプレゼンテーションの日を迎えました。発表は学内教室で行われ、履修学生のほか、JGU役職員がオンラインで参加。
グループワークは2〜3名のグループで探求し、17グループから課題提出がありましたが、当日はその中から7グループが発表。グループごとに資料をスクリーンに映しながら発表8分と質疑応答2分で進められ、活発な意見交換が行われました。

緊張の面持ちで発表する

質問も多数寄せられ、活発な意見交換が行われた

資料をスクリーンに映しながらのプレゼン

仲間のプレゼンに熱心に耳を傾ける学生の皆さん

主な発表内容は次の通りです。

 

●ゲートボールの競技普及の方策
・若い世代に向けて、小学校や中学校のクラブ活動、部活動で紹介したり、放課後や休日にイベントとして小規模な大会を開催する。
・交流の場として、地域のゲートボール場で高齢者と若者でゲートボール体験をする場を設けたり、ゲートボールに関しての講演会などを開く。
・小学校を訪問し、道具を貸し出すなどしてゲートボールを知ってもらう。
・石川県ゲートボール協会と協力し、金沢市内の小学生を対象としたゲートボール教室を開催する。
・小学生と保護者、大学生、地域のゲートボール団体による体験会を開催する。
・将棋部やチェス経験者向けのゲートボール体験イベントを開く。
・小学校、公園、温泉施設に体験コーナーをつくり、見る機会、触れる機会を増やす。
・町ごとにチームを編成し、県交流大会を全日本世代交流大会と同じチーム編成で開催する。
・地域のスポーツイベントに参加する。
・指導において、教え込まない(ヒントを与える) 、自由にプレーしてもらう、とにかく褒める。
・ゲートボールにVRを導入し、大型ショッピングモールや公共施設に体験型として配置し、ゲーム感覚でプレーしてもらう。
・好プレー集の動画をつくって広報する。

 

●ゲートボールの競技力向上のための戦略
・自分に合ったスイングスタイルを見つける。
・基礎的能力の向上(方向性、タッチ力、力加減、集中力)
・道具の工夫(ソールが薄い靴を選ぶ)
・チーム戦略(チーム全員が同じ目的に向かってゲームを進める)
・スパーク打撃に特化したシューズの開発
・ボールは10球のまま、3人制にして、試合に臨む中でボールを打つ機会を増やす。
・打順回数制ゲームで練習する(打てる回数が決まっているので、作戦を立てたり、ボールのコントロールが必要となり、技術練習になる。また、集中力を高め緊張感のある練習ができる)
・「楽しみ重視」「勝敗重視」の方向性を統一したチーム編成をする
・チーム編成と打順を「技術重視型」と「作戦重視型」のチームで変える

 

●ゲートボール大学交流戦のプロモーション活動企画
・大学内でサークルをつくったり授業で行ったりする。
・授業の一環としてゼミ対抗ゲートボール大会を開催する。
・大学の中に交流戦のポスターを貼る。
・学生が作成した大学交流戦のチラシを若い年代から大人までに配布する。
・都道府県ごとに各1校主催校をつくり、 まずは都道府県内で大学交流戦を実施する。
・大学交流戦にBGM・効果音・映像演出、選手入場の演出などを導入し、エンタメ性を持たせる。
・協賛大会として賞品や参加賞を提供する。
・会場にゲートボールバーを設けて、コミュニケーションツールや打ち上げに利用する。
・大学交流戦のYouTube配信・ライブ中継をして実際の試合の流れやその場の雰囲気を多くの人に見てもらう。
・大学交流戦の結果や記録を新聞にし、大学の掲示板や各地域に掲示する。

 

 

どのグループの発表も、実際にゲートボールを体験をした上での研究であることがプレゼンに深みを増していました。

今後、本プロジェクト研究をベースにさらなる探求が行われることが期待されます。

 

 

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