2021.12.21
JGU
山梨学院小学校と大学がゲートボール交流戦を開催
小学生と大学生チームが対戦、2日間の結果は13勝11敗で大学生の勝利!
山梨学院小学校と、系列校である山梨学院大学は11月30日(火)と12月7日(火)、山梨学院ホッケースタジアムでゲートボール交流戦を開催しました。
交流戦に参加したのは、小学校6年生の2クラス約70名と、大学生はスポーツ科学部で「障がい者競技スポーツ論」を履修する2グループ約60名。それぞれクラスごと、グループごとに約半数に分かれて1日ずつプレイし、小学生と大学生チームで対戦しました。
なお、両校では、今回の交流戦に向けて共通の体験プログラムを使用して2回ずつの練習を重ねてきました。
※1回目の練習の模様は、こちらからご覧ください。
※2回目の練習の模様は、こちらからご覧ください。
最初に小学生と大学生が向き合い、「よろしくお願いします」とあいさつ
スティックで円陣を組む大学生チーム
交流戦当日は、両日とも75分の授業の中で、山梨県ゲートボール協会の指導者の皆さんに審判員としてご協力いただき、次のようなチーム編成や特別ルールで対戦をしました。
■チーム編成
1チーム4〜6人編成で、小学校6チーム、大学生6チームを編成
■コート
当初、ミニコートを予定していたが、会場の人工芝が短く、ボールが止まりづらいため、規程サイズとほぼ同じ広さのコートを6面設置。
■特別ルール
・4人制で全8球を使用。
・1試合、前半・後半(各8〜12分)の2セットを行い、2セット取得したチームの勝利とする。
・セット数が1対1で引き分けとなったときは、小学生チームの勝利とする。
・スタート打撃は3巡目からは第1ゲートまでの距離を短くして打撃できることにする。
小学生のプレイを見守る大学生
一緒に仲良く得点をつける小学生と大学生
11月30日の交流戦は、前半8分・後半8分の計2試合を、対戦チームを替えて行った結果、8勝4敗で大学生の勝利。
12月7日は、前半8分・後半8分を1試合、前半12分・後半12試合を1試合、やはり対戦チームを替えて行い、今度は7勝5敗で小学生が勝利しました。
これによって2日間の対戦結果は13勝11敗で大学生の勝ちとなりましたが、各コートでは小学生と大学生が対等に白熱した試合を繰り広げ、大学生が本気で悔しがる姿や、手を抜かずに小学生に挑んでいる姿が見られました。また、小学生も1打ごとに慎重に集中して打撃したり、1打のミスを悔しがったり、練習時には見られなかった気迫を感じました。
試合終了時には小学生と大学生が会話をする場面も多く見られ、授業が終わったあとも一緒に写真を撮るような場面が見られました。
張り切る小学生
試合後、審判を担当した山梨県ゲートボール協会の指導者を囲んで
対戦後、大学生からは「作戦の指示までしている小学生がいてビックリ。これはヤバイとマジになって真剣にプレイしました」との声が。小学生からは「めちゃ楽しかった。1回も勝てなかったけど、大学生のお兄さんが面白いことを言ってくれて盛り上がりました」との喜びの感想が聞かれました。
「小学生と大学生が一緒にプレイできるスポーツはなかなかないので、ゲートボールは貴重な機会だったと思います。小学生は勝つ気満々でしたが、実際に大きいお兄さんお姉さんを目の前にして緊張したようで、そこを大学生がうまく盛り上げてリードしてくれました。各コートでは『すごいね』『やるじゃん』『惜しい!』という声が多く聞かれ、対戦相手であってもお互いを認め合う姿が見られたのも嬉しかったです」(山梨学院小学校教諭・志村美穂先生)」
山梨学院大学スポーツ科学部教授の谷口裕美子先生
山梨学院小学校でゲートボール授業を担当した志村美穂先生
なお、会場には両日とも、試合に参加しないほうの大学生グループが訪れ、試合風景を写真・動画撮影していました。これは、授業課題であるゲートボールのPR動画制作のための素材集めとのことで、チームごとにPR動画を作成したあとに授業で発表会を行い、上位に評価されたPR動画は日本ゲートボール連合のウェブサイト等で紹介する予定です。
12月7日の交流会に参加された皆さん
撮影/三輪憲亮