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普及のためのモデル校が全国ジュニア大会で活躍!

 「普及のためのモデル校」とは、日本ゲートボール連合が全国の高校にゲートボールを普及させるため、モデル校に指定してゲートボールクラブや同好会の育成を支援する制度。2009年8月に開催された第14回全国ジュニアゲートボール大会にもモデル校が多数出場し、ゲートボールの高校への浸透を感じさせてくれました。そんなモデル校チームを紹介!(撮影/伊藤 守、木田祐二)
 
【最新モデル校(第8期・平成21~22年度)】
<南大隅高校(鹿児島)>
本大会出場2回目にして初優勝!
 モデル校に指定されたのは2009年度だが、本大会には前回から出場し、前回第3位、そして今大会で初優勝を遂げた。それもそのはず、先の全日本世代交流大会Vでグランドスラムを達成した強豪・フレンドスポーツクラブの郷原章平、悠平選手の双子兄弟(ともに16)を中心に、メンバーにはゲートボール経験者が揃っており、次回の活躍も大いに期待される。

「今大会はみんなよくがんばってくれたと思う」と宝来万年監督(前列中央)

 

< 岡山 興譲館(こうじょうかん)高校(岡山)>
バレーボール部員や野球部員などでチーム編成して初出場
 全国駅伝大会常連の陸上部などスポーツが盛んな文武両道の同校は、2009年度からモデル校に指定。地元ゲートボールクラブから指導を受けながら、学校近くの公園で週3回の練習を重ね、今大会にはバレーボール部員や野球部員などでチーム編成して初出場、念願の1勝をあげることができた。

「今大会はみな3年生なので、1~2年生でメンバーを募って来年のジュニア大会にも出場したいです」と顧問の出宮孝二先生(後列右端)

 

【現在モデル校(第7期・平成20~21年度)】
 < 昌平高校(埼玉)>
女子チームのほうが男子より強い!?
 2008年度、モデル校に指定されてゲートボール部を創設した同校からは前回に続いて男女2チームが出場。校内専用コートで週3回の練習を行っている。「いまは女子のほうが強いのですが、男女一緒に練習して切磋琢磨しています。県内他校との交流もしていきたいですね」と途﨑正二監督。

前回全敗だった男子チームは今大会で念願の1勝をあげた。右端が途﨑正二監督

 

前回、決勝トーナメント戦に進出した女子チームは今大会では予選1勝2敗で惜敗

 

 < 南京都高校(京都)>
技術の差を思い知らされた今大会
 2008年度のモデル校指定とともにゲートボール部発足。バレーボール部とボクシング部の生徒が兼部し、地元の精華町ゲートボール連盟の指導のもと、毎週水曜日に2時間の練習をしている。初出場となった今大会では惜しくも予選突破はならなかったが、来年の大会に向け、今後も1mタッチや距離感の基礎練習に励みたいという。

今大会にはバレーボール部との兼部メンバーで初挑戦したが、目標の1勝に手が届かなかった

 

 

 < 河浦高校(熊本)>
目標の1勝を目指してリベンジ!
 モデル校に指定された2008年度、ゲートボール部を創設し、前回に続いて3年生の女子部員6人で2回目の出場。しかし、今大会も目標の1勝をあげられず、望みを次回に託す。練習は、学校近くのゲートボール場で週に3~4回、地域の愛好者と交流試合をしている。

ゲートボール愛好者でもある吉田克己先生(右端)がゲートボール部顧問を務める

 

 < 鹿児島情報高校(鹿児島)>
初心者による新メンバーで挑んだ全国大会
 モデル校に指定されて2年目。今大会は2回目の出場であるが、初心者による新メンバーとなり、基礎から練習を積んで挑戦するも全敗に終わった。「現在はまだ基礎練習もやっとの段階。チーム力向上を目指し、また来年挑戦します」とゲートボール部顧問の清水 宏先生。

チーム力向上を図り、来年の出場を目指す