2009中国・上海国際ゲートボール選手権大会:技術、作戦力とも、ますます力を伸ばしている中国ゲートボール!
中国門球協会は、2010年度に開催予定の「第10回世界ゲートボール選手権大会 in 上海」のプレ大会と称した国際ゲートボール大会を、同会場予定地の上海浦東新区高東鎮ゲートボール記念公園にて、2009年9月24日(木)~26日(土)に開催しました。日本からもユース世代のメンバーによる1チームが参加。そのほか、香港2チーム、インド1チーム、そして開催地の中国からは強豪28チームが勢揃いしました。新設された人工芝コート4面を使い、各コート、A・Bパートに分かれて4チームによるリーグ戦、および、その上位成績チームによるトーナメント戦が実施されました。
中国チームは国内のトッププレーヤーが出場し、技術力はもちろん、群を抜く実力ぶりを発揮するとともに、以前にも増してラインぎわのボール配置など作戦・戦術にも磨きがかかり、中国のゲートボールレベルの高さを感じさせる大会となりました。大会結果は、第1位が雲南黎明、第2位が華北油田、第3位が浙江と、中国勢が上位を独占しました。なお、日本チームはリーグ戦で敗退、世界の壁は高く厚いことを実感しました。
日本チームは、全国ジュニア大会常連の栃木県の作新学院高校と埼玉県立朝霞高校に、山梨県のユース世代のメンバーを加えた選抜チームで参加。いまや世界のトップレベルにある中国の国際大会に堂々参戦しましたが、リーグ戦全敗に終わり、世界のレベルの高さを痛感する結果となりました。しかし、大会前後に、各国チームと10ゲームほどの練習試合を行い、国際経験を積むことができたのが大きな収穫でした。
表彰式を兼ねた華やかな閉会式典は、上海浦東新区高東鎮人民政府がスポンサーとなり、大会最終日の26日18時から高東鎮内の公園敷地内で行われました。参加者のほか、地元住民数千人も招待された大規模なもので、アトラクションには中国国内でも有名な歌手、エンターティナーや司会者が出演。中国伝統舞踊や雑技も披露され、華やかな式典となりました。日本チームも飛び入り出演し、「ソーラン節」の群舞を披露、大喝采を浴びました。