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地域指導者研修会 in 福井&佐賀

  (財)日本ゲートボール連合(JGU)では、普及に向けて指導者の資質向上を図るため、外部講師を招き、各都道府県の指導者を対象とした地域指導者研修会(日本財団助成事業)を実施しています。このたび、福井と佐賀で開催された研修会を紹介します。


福井
全国大会優勝チームや高校ゲートボール部顧問教諭を招き、
若手育成や高校への取り組み、指導方法のヒントを探る


福井県では、2012年1月14日(土)・15日(日)に若狭町で実施され、各支部からミドル会員を中心に女性、チームリーダーなど80人が受講しました。
初日は県立三方青年の家で行われ、最初に女性スポーツ財団日本支部会員の原 悦子氏が「女性スポーツの20世紀の歴史と現状」をテーマに、女性のスポーツ進出が遅れている現状などを講義され、「ゲートボール界でも積極的に女性を役員に起用して女性パワーでゲートボールを元気にしよう」と提言されました。
次に、国内大会2回優勝、第10回世界選手権大会ベスト8のTKE(新潟)の田中 潤代表(42歳)と那須野智宏主将(27歳)が「若手育成のポイントと国際大会に参加して」というタイトルで講演し、主に受講者からの質問に答える形式でチームワークの秘訣や、中国チームと対戦した感想などを語りました。
最後に、2011年の全国ジュニア大会で男女アベック優勝を果たした出雲西高校ゲートボール部顧問教諭の石川佳照氏が登壇。「高校への取り組みのヒント」について、同校の事例を紹介しながら丁寧に説明されました。
翌日は、ホテル水月花の屋内コートに会場を移し、TKEの2人と競技を行いながら作戦の指示の仕方を体験したり、技術や作戦の指導方法を学びました。
最後に、受講者たちは地元に帰ったら、今回の講習内容を仲間に伝えることを約束し、閉会となりました。【下記写真撮影/伊藤 守】

資料映像とともに女性スポーツについて語る、原 悦子氏。
陸上短距離走の日本代表としてアジア大会への出場経験も持つ
 

「高校への取り組みのヒント」を講演する出雲西高校ゲートボール部顧問教諭の石川佳照氏
 

受講者による選抜チームと、TKE(1番が田中代表、3番が那須野主将)の対戦が実現し、TKEが見事パーフェクトで勝利!
 

講師を囲んで。福井県の各地から参加した80人の受講者の皆さん



 

佐賀
佐賀市と武雄市の2会場で155人が受講。
スポーツ基本法と女性スポーツについて学ぶ


佐賀県では、2011年12月18日(日)に佐賀市のメートプラザ佐賀で、翌19日(月)に武雄市の武雄市文化会館で、2会場に分かれて同内容で実施されました。
受講者は佐賀県ゲートボール協会の指導者で、佐賀会場が65人、武雄会場が90人の計155人。
第1部は「スポーツ基本法について」と題された講演で、佐賀県教育庁体育保健課広域スポーツセンター担当の前嶋泰博氏が講師として登場。2011年、スポーツの推進のための基本的な法律として制定されたスポーツ基本法について、制定の経緯や目的などをゲートボールの現状と絡めて分かりやすく講義されました。
第2部は、法政大学スポーツ健康学部教授の三ツ谷洋子氏が登壇し、福井での原講師と同じく「女性スポーツの20世紀の歴史と現状」をテーマとして講演されました。
受講者からは「スポーツ界全体の現状がわかり、たいへん参考になった」との感想が聞かれました。

スポーツ基本法について説明する、佐賀県教育庁体育保健課広域スポーツセンター担当の前嶋泰博氏
 

JGUの学識評議員でもある三ツ谷洋子氏は、女性スポーツについて、
ゲートボールの現状も交えながら講演