TOP>ニュース>2012年のニュース>年始年末の朝はレジャーチャンネルでアジア選手権大会の放映を!

年始年末の朝はレジャーチャンネルでアジア選手権大会の放映を!

 

アジア選手権大会の試合は12月29日(土)から放映開始!
決勝戦は1月6日(日)に放送!


去る11月にマカオで開催された第6回アジアゲートボール選手権大会の試合の模様が、今週末の12月29日(土)から、CS放送「スカパー!」および全国のケーブルテレビ局で放送しているレジャーチャンネルのゲートボール専門番組『スーパーゲートボール』(朝6〜7時)で放送されます。
放送予定は次の通りです。
12月29日(土)決勝トーナメント1回戦 フレンドスポーツ(日本)VS天津濱海隊(中国)
12月30日(日)決勝トーナメント2回戦 山東東明隊(中国)VS水明荘(日本)
1月5日(土)準決勝 フレンドスポーツ(日本)VS深圳沙浦隊(中国)
1月6日(日)決勝 山西臨汾交通隊(中国)VSフレンドスポーツ(日本)
※再放送
1月12日(土)決勝トーナメント1回戦 フレンドスポーツ(日本)VS天津濱海隊(中国)
1月13日(日)決勝トーナメント2回戦 山東東明隊(中国)VS水明荘(日本)
1月19日(土)準決勝 フレンドスポーツ(日本)VS深圳沙浦隊(中国)
1月20日(日)決勝 山西臨汾交通隊(中国)VSフレンドスポーツ(日本)


なお、決勝戦は、上記の通り、1月6日(日)に放送予定ですが(再放送は1月20日)、下記に紹介するゲームの経過「球譜」と合わせて、ぜひご覧ください!

○『スーパーゲートボール』の1月の番組表は、下記をクリックしてご覧ください。
『スーパーゲートボール』1月番組表

○『スーパーゲートボール』の番組内容・視聴に関するお問い合わせは、下記まで!!
株式会社日本レジャーチャンネル
〒108-0073 東京都港区三田3-12-12 笹川記念会館9階
TEL:03-5443-2713

※文中の略語は下記の通り。
1G=第1ゲート 2G=第2ゲート 3G=第3ゲート GP=ゴールポール PT=通過タッチ TP=タッチ通過 LT=ロングタッチ ST=スライドタッチ WT=ダブルタッチ TT=トリプルタッチ OB=アウトボール


決勝戦 山西臨汾交通隊(中国)VSフレンドスポーツ(日本)

【1巡目】2G正面右に進んだ赤1を白4が白2を足場に赤1をOB!!
●赤1⇒またぎ打法のクロスのコースで1Gを通過し、2G正面右に進む。
○白2⇒クロスのコースで1Gを通過し、2Gと第2コーナーとの中間地点、第2ラインから約1.5m離れた地点に進む。
●赤3⇒1G通過を見送る。
○白4⇒クロスのコースで1Gを通過し、白2にSTをして2G左前に進む。白2を2G右後方に送り球をし、続いて赤1にタッチして赤1を第1コーナー近くにOBとし、2Gを通過して3G右前に進む。
●赤5⇒1G通過を見送る。
○白6⇒クロスのコースで1Gを通過し、一気に2Gを通過する。白2にタッチして白2を2G右前に送り球をし、2G左後方に進む。
●赤7⇒またぎ打法のクロスのコースで1G通過に失敗。
○白8⇒クロスのコースで1Gを通過し、2G通過を左に外して2G左後方に止まる。
●赤9⇒またぎ打法のクロスのコースで1G通過をねらうが、ゲート左脚に当てて失敗。
○白10⇒ストレートのコースで1Gを通過し、白2へのタッチをねらいつつ、2G右後方に止まる(図1参照)。
〖山西臨汾交通隊1−7フレンドスポーツ〗

【解説】山西臨汾交通隊の赤1が2G正面右に進む。フレンドスポーツの白2は2Gと第2コーナーの中間地点、第2ラインから1.5mほど離れた位置に進んだ。山西臨汾交通隊の赤3が1G通過を見送ったあと、白4は白2にSTをして2G左前まで進み、白2を2G右後方に送り球をし、赤1にタッチして赤1をOBとし、2Gを通過して3G右前に進む。赤5が1G通過を見送ったあと、白6は一気の2G通過を果たし、白2を2G右前に送り球をし、自球は2G左後方に進む。PTのセットにはならなかったが、山西臨汾交通隊は攻勢に出る。しかし、赤7、赤9がともに1G通過に失敗し、フレンドスポーツの白8、白10は2G通過をねらいつつ、2G後方に控える。山西臨汾交通隊の赤1の位置取りがラインから離れて甘かったため、フレンドスポーツの攻撃を受けて、山西臨汾交通隊は劣勢に追い込まれた。

【2巡目】山西臨汾交通隊の赤5は浅く1Gを通過し、フレンドスポーツのPTをつぶす
●赤1⇒OB打、第2コーナー近く、1G後方に打ち入れ。
○白2⇒2Gを通過し、白6にタッチ。白6を白4の近く(3G寄り)に送り球をし、自球は3G右後方に進む。
●赤3⇒またぎ打法のクロスのコースで1Gを通過し、赤1に軽くSTをして赤1を近くの1G後方の位置に送り球をし、約6mの2G通過に成功。白8にタッチして白8を白4に合わせ球をするが、白8のみがOB。自球は第3ライン中間地点近くに進む。
○白4⇒白6にタッチして白6を3G右前に送り球をする。3Gを通過して、3G左後ろに進み、白6へのPTをセットする。
●赤5⇒またぎ打法のクロスのコースで1Gを浅く通過し、約9mの白4にLTをして白4を1G右前、第1ライン外にOB。続いて白6にタッチして白6を第2コーナー近くにOB。次いで白2へのタッチを外して第4ライン外にOBになる。
○白6⇒OB打、2G右後方、白10の前に進み、つなぎ球に入る。
● 赤7⇒またぎ多忙のクロスのコースで1Gを通過して、赤1の手前(1G寄り)に進む。
○白8⇒OB打、3G右前、第4ラインぎわに打ち入れ。
●赤9⇒またぎ打法のクロスのコースで1Gを通過して赤7にジャンピングタッチをして赤1の近くに進む。赤7を3G左後方に送り球をし、赤1へのジャンピングタッチを外して2G右前に止まる。
○白10⇒白6にSTをして2G左前に進む。白6を3G右後方、白2の前(GP寄り)に送り球をし、次いで赤9にタッチ。赤9を第3コーナー近くにOBとし、2G右前に進む(図2参照)。
〖山西臨汾交通隊6−9フレンドスポーツ〗

【解説】6点のリードを許した山西臨汾交通隊の反撃が開始された。OBの赤1が第2コーナー近くに受け球として打ち入れたあと、赤3は1Gを通過し、赤1にST。赤1を元の位置に戻して、約7mの2Gを通過し、白8にタッチしてOB。赤5は1Gを浅く通過し、3G利用のPTをつぶす。赤7が1Gを通過し、赤1の近くに進んだあと、1Gを通過した赤9は赤7にジャンピングタッチをして赤1の近くに進み、赤7を3G右後方の白2の手前(GP寄り)に送り球をし、次いで赤1にタッチして赤1を白2に付け球しようと考えたが、単なるタッチではなく、ジャンピングタッチをして2G正面に進もうとして失敗した。この赤9のプレーで、フレンドスポーツはあわやという危機を脱し、これ以降は一方的な展開になる。

【3巡目】山西臨汾交通隊の長打は実らず、OBの打ち入れが続く。フレンドスポーツはスキをついての付け球作戦
●赤1⇒3G左後方、約10mの赤7へのLTを外して白6の近くに止まる。
○白2⇒白6にタッチして白6を3G右前、第4ラインぎわの白8の前に送り球をする。赤1にタッチして赤1を第1コーナー、第1ライン外にOB。次いで赤7にタッチして赤7をスタートエリア左、第4ライン外にOB。自球は3G左後方に進む。
●赤3⇒約11mの3G通過をねらうが、打球が弱く3G左前に止まる。
○白4⇒OB打、3G左脚近くに打ち入れ。
●赤5⇒OB打、スタートエリア左、第4ラインぎわに打ち入れ。
○白6⇒(競技時間15分経過)3Gを通過して白2にタッチ。白2を3G右前、白8の近くに送り球をする。次いで白4にタッチして白4を3G左後ろに送り、白8へのPTをセット。さらに赤3にタッチして赤3を白2の横(3G寄り)に送り球をし、自球は3G右前に進む。
●赤7⇒OB打、スタートエリア左前に打ち入れ。
○白8⇒白2にタッチして白2を3G左前に送り球をする。赤3にタッチして赤3を赤5に合わせ球をするが、赤3のみが第4ライン外にOBになり、赤5は第1コーナー近くにはじかれる。次いで白6にタッチして白6を3G右後ろに送る。白4にタッチして白4を赤5の近くに送り球をする。自球は3G後ろに進み、白2へのPTをセット。
●赤9⇒OB打、第3コーナー隅に打ち入れ。
○白10⇒2G正面に移動する(図3参照)。
〖山西臨汾交通隊6−10フレンドスポーツ〗

 

【解説】山西臨汾交通隊は赤1、赤3と長打をねらって外し、赤5、赤7、赤9はいずれもOBの打ち入れ。フレンドスポーツは白8へのPTは不成立だったが、白8が白4を赤5に付け球を送り、白2へのPTをセットするなど、万全の備えに入っている。

【4巡目】フレンドスポーツは2度のPTを決め、7点のリードを取る
●赤1⇒OB打、第2コーナー近くに打ち入れ。
○白2⇒PT(3G通過と白8にタッチ)に成功。白8を2G右前に送り球をし、白6にタッチ。白6を2G右前、第2ラインぎわに送り球をしてから、第1打で第1コーナー近くに進む。第2打で赤5にタッチして赤5を赤7の前に送り球をする。次いで白4にタッチして白4を赤5の横に送り球をし、自球は白4の近くに進む。
●赤3⇒OB打、第4コーナー、第4ラインぎわに打ち入れ(競技時間残り10分)。
○白4⇒赤5にタッチして赤5を赤7に合わせ球をして2球とも第4ライン外にOBにする。白2にタッチして白2を第4コーナーの赤3の近くに送り球をする。自球は3G右前に進む。
●赤5⇒OB打、スタートエリア中央に打ち入れ。
○白6⇒白8にタッチして白8を2G左前に送る。白10にタッチして白10を2G通過させて2G真後ろに送り球をし、白8へのPTをセット。自球は2G正面に進む。
●赤7⇒OB打、スタートエリア中央に打ち入れ。
○白8⇒白6にタッチして白6を3G右後方に送り球をする。PT(3G通過と白10にタッチ)に成功し、白10を3G右前に送る。第1打で第4コーナー近くに進み、第2打で赤3へのタッチを外して第4ラインぎわに止まる。
●赤9⇒2G左後方に打ち入れ。
○白10⇒白2にタッチして白2を白8の近く(3G寄り)に送り球をする。赤3へのタッチを外して第4コーナー近くにOBになる(図4参照)。
〖山西臨汾交通隊6−13フレンドスポーツ〗

【解説】フレンドスポーツは白2と白8のPTを織り込み、さらに赤5への付け球、赤3への付け球と、手を緩めない。

【5巡目】山西臨汾交通隊、奮起して2点を返し、フレンドスポーツは上がり2発でリードを広げる
●赤1⇒第2コーナー隅から約12mの2G通過に成功。赤9にタッチして赤9を2G右前に送り球をし、約13mの3G通過を外して第4ライン外にOBになる。
○白2⇒赤3にタッチして赤3を第4コーナー近くにOB(競技時間残り5分)。3G右後方、白6の近くに進む。
●赤3⇒OB打、2G左後方に打ち入れ。
○白4⇒白6にタッチして白6をGP近くに送り球をする。続いて白2にタッチして白2を第4ラインぎわの白8の近くに送り球をする。自球はGP、白6の近くに進む。
●赤5⇒赤7にタッチして赤7を2G左前方に送り球をする。約10mの白4へのタッチを外して2G右後方に止まる。
○白6⇒白4にタッチして白4を上げる。自球も上がる。
●赤7⇒2G通過に失敗して第2ライン外にOBになる。
○白8⇒白2にタッチして白2の上がりをねらうが、外れる。自球は3Gを通過して約14mの赤3へのタッチをねらうが、外して第2ライン外にOBになる。
●赤9⇒2Gを通過する。続いて赤5へのタッチを外して、2G後ろに止まる。
○白10⇒OB打、白2とGPの間に打ち入れ(図5参照)。
〖山西臨汾交通隊8−18フレンドスポーツ〗

【解説】山西臨汾交通隊の赤1が約12mの2G通過を決めたのは見事だったが、またぎ打法の山西臨汾交通隊のプレーヤーたちはヘッドを跳ね上げるような打ち方のため、荒れた天然芝コートではボールコントロールが思うようにいかなかった。フレンドスポーツはコートと平行になるように天然芝を払うような打ち方のため、荒れた天然芝コートを問題にしなかった。この5巡目は山西臨汾交通隊が2点を上げたが、フレンドスポーツは白4、白6の上がりで勝利を確定的なものにした。

【6巡目】ゲームのMVP・白2の上がりでV3の有終の美を飾る
●赤1⇒OB打、第3ライン中間地点に打ち入れ。
○白2⇒約6mの白10にSTしてGP近くに進む。白10をGPの近くに置いてから、上がる。
〖山西臨汾交通隊8−20フレンドスポーツ〗


【決勝戦を振り返る】
1巡目の1G通過の赤1が進んだ位置が勝敗の行方を分けた。フレンドスポーツの積極的なプレーを見て、山西臨汾交通隊は作戦を切り換え、2巡目には成功したかに思えたが、赤9の2度目のジャンビングタッチが失敗し、さらに情勢を悪化させた。フレンドスポーツはそのわずかなスキを見逃さず、ピンチをチャンスに変え、以降まったく山西を寄せ付けず、8年越しになる前人未到のV3を達成した。


※下の各打撃表の略語は次の通り。
巡=巡目の主たるプレー    
打数=自球の打撃とスパーク打撃の回数    
得点=ゲート通過の得点    
打点=他球のゲート通過と上がりの得点    
移動=インナーフィールド内の移動    
ST=スライドタッチの回数    
JT=ジャンビングタッチの回数    
タッチ=タッチの回数    
タッチ失=タッチミスの回数    
スパ=スパーク打撃の回数    
付け球=付け球の回数    
SOB=スパーク打撃でアウトボールにした回数    
合わせ=合わせ球の成功回数    
合わせ失=合わせ球の失敗回数    
OB打=アウトボールの打ち入れの回数    
PT=通過タッチの回数    
WT=ダブルタッチの回数    
セット=PT、WTをセットした回数    
通過率=ゲート通過と上がりの成功率    
タッチ率=タッチの成功率

【打撃表から読み取れること】先攻チームの山西臨汾交通隊の打数はチームで計42回、ゲート通過と上がりによる得点は計8点、タッチ数は計7回である。打順は6巡目の赤1まで回り、26回あったが、打数が計42回というのは、1回の打順で打数が2を割ることである。いかに山西臨汾交通隊がフレンドスポーツに押さえ込まれたかを物語る数字である。また、タッチ数がチームで7回というのは、荒れた天然芝コートのためにうまくボールをコントロールすることができなかったという証しである。

 

【打撃表から読み取れること】後攻チームのフレンドスポーツの打数はチームで計73回、ゲート通過及び上がりの得点は計20点、タッチ数は計34回という多さである。打順は26回あったから、1回の打順で打数が3を超えようかという勢いで、タッチ数の多さを物語っている。白2の稲留とも子選手、白4の郷原悠平選手、白6の楠見慎太郎選手、白8の曽山喬貴主将たちの打数、タッチ数、白10の山下貴充選手のSTなど、全員の力を結集してみごとに前人未到のアジア選手権大会V3を達成したことが読み取れる。

 

決勝戦、チームで一番のタッチ数をマークしたフレンドスポーツの稲留とも子選手のプレー。
後方に曽山喬貴主将(白8)、郷原悠平選手(白4)の姿が見える