公益社団法人 日本ゲートボール連合

全国選抜ゲートボール大会

2015年 ギャラリー 

全クラスの優勝チームを紹介

大会前にともに練習した笛吹和(山梨)を制して2回目の優勝!

 

全国ジュニア大会で何度も優勝している大垣ジュニアのOBメンバーによるチームで、第28回大会に続いて2回目の優勝。仕事等の関係で全員集まっての練習はなかなかできなかったが、大会2週間前に、今クラス出場の笛吹和(山梨)、E・フォース(三重)など計4チームで総当たり戦の合同練習を行い、今大会に臨んだ。その結果……、

「決勝で笛吹和と対戦することになるなんて予想だにしていませんでした。また、E・フォースもベスト8に入り、合同練習をした仲間と好成績を残せてうれしいです。前日、初日と、なかなか調子が上がらなくて、どうなることかと思いましたが、宮城名物の牛タンをを食べてパワーをつけて乗り切りました。2回目の優勝、最高です!」

高速コートを見事攻略し、クラブとして3回目の優勝!

 

鹿児島の強豪で、全世代型クラブであるフレンドスポーツクラブのミドルレディースチーム。クラブとして11回目の出場で、第19回、第28回に続いて3回目の優勝を決めた。今大会は、人工芝の高速コートとの戦いでもあったという。今大会で初めて監督を務めた楠見慎太郎さん(写真右端)は、「高速コートなので、早めに点数をあげて、メンバーを安心させるように心掛けました」とのこと。

  メンバーたちも「初監督に、どうしても金メダルをプレゼントしたかった!」との思いで、決勝では同点で迎えた競技時間終了後から上がりなどにより3点をあげて、土壇場での勝利をつかんだ。

目標だった予選突破を果たすと、一気に頂点へ駆け上がり初優勝!

 

ミドルクラス時代から「北の庄」のチーム名で今大会に出場するも、これまでは予選を突破できず敗退。今大会で初めて予決勝トーナメント戦に進出すると、一気に初の優勝を決めた。福井市ゲートボール協会に所属するメンバーは、初心者教室などで指導も担当、後進の育成にも積極的に当たっている。

「メンバー一人ひとりが自分に当たられた役割をきちんと果たしたこと、そして目標だった決勝トーナメント戦に進出してからは一戦一戦大事に戦ったことが勝因です」

今クラス初出場で見事初優勝を決める!

 

ミドルレディース時代には大分レディースのチーム名で活躍し、今クラスは初出場にして初優勝を決めた大分県の選抜チーム。ふだん、メンバーは別々の地域で活動しているため、大会前に全員揃っての練習は1回もできず、やっつけ本番で今大会に臨んだという。しかし、古くからお互いをよく知る仲間同士、息の合ったプレーを披露して初優勝を遂げた。

「とくに、チーム最高齢78歳の板井法子選手(写真右端)がよくがんばってくれました。今大会の最高殊勲賞です!」

注目選手&チーム紹介

平均年齢24.4歳の女子最年少チーム ちっぷぼーる(埼玉)
 

志木高校と朝霞高校のゲートボール同好会OGメンバーで結成したチームで、前回に続き2回目の出場。仕事でなかなか時間がとれない中、毎週末にはできるだけ集まって練習をしたり、強豪チームも多く出場するオープン大会に別々のチームで参加するなどして経験を積んできた。右端は、監督を務めた朝霞高校ゲートボール同好会担当教諭の越前先生。

「目標は“ちっぷ”(頂上)、でもその前にまずは予選突破を目指します。それと、会場で目立つこと! そのために、このユニフォームを選びました」

平均年齢21.33歳の男子最年少チーム 朝霞リンクス(埼玉)
 

朝霞高校ゲートボール同好会のOBチームで、このメンバーでは今大会初出場。学生、社会人が混在しているため、全員が揃っての練習はできなかったが、個々のメンバーは可能な限り、毎週土・日曜日に朝霞高校のコートに足を運び、現役メンバーと一緒に練習をしてきた。

「今大会はレベルが高い! また、同世代だけでなく、いろんな世代が揃っているので、様々な交流を楽しんでいます。予選突破が目標です」

インドネシアからの助っ人も参加! グリーンメンズ(千葉)
 

千葉市ゲートボール連盟緑支部のメンバーが中心で、このメンバーでは今大会初出場。インドネシア人のイル ワン シャ選手(29歳、下の右写真)は、昨年9月に新潟県で開催された第11回世界ゲートボール選手権大会にインドネシア代表として出場。そのときにすでに仕事の関係で来日して千葉県へ移住することが決まっており、同大会に国際審判員として参加していた沢田 清主将(40歳、3番)に紹介され、チームへの参加が決まった。「日本のゲートボールはレベルが高くて楽しい!」というイル ワン シャ選手。

  今後はゲートボール愛好者である奥さんも来日するそうで、「奥さんにもチームに参加してもらって、やがてお子さんが生まれたら、世代交流大会にも出場できるかな、そんなことを夢見ています」(沢田 清主将)

男子最年少18歳! 竹千代(愛知) 牧野良彦選手
 

今大会、男子最年少18歳選手は6人いるが、牧野選手はその一人。身長約188cmの長身プレーヤー。ゲートボールをはじめたのは小学校4年生のとき。小学校にゲートボール部があり、友人に誘われて入部。全国ジュニア大会にも出場。現在も毎週土・日曜日は地元で練習をしている。

「角度が難しいスライドタッチなど難しいプレーを要求されて、それができたときが楽しいです。今大会はレベルが高くて緊張しますが、優勝を目指します!」

女子最年少18歳! 木曜クラブF(岩手) 上田 葵選手
 

ゲートボールをはじめたのは小学校5年生のとき。全国ジュニア大会への出場経験もあるが……「今大会はジュニア大会より緊張感があってピリピリします。でも、主将が『みんなで支え合ってやろう』と言ってくれたので、楽に打てています。ゲートボールは、一つ一つのプレーをこんなで協力し合ってできるところがいいです」。

 今年度から岩手県ゲートボール協会の事務局のお手伝いもしているという上田選手。「それもあって忙しく、今回はあまり練習をできなかったのですが、いままで積み重ねてきたことをすべて出し切りたいと思います!」

実は今大会には落語家が参加していた! Brave(東京) 三遊亭好の助選手
 

日本ゲートボール連合アドバイザーの三遊亭円楽さん率いる円楽チームのメンバーである三遊亭好の助さん(32歳)が東京の強豪・Braveの一員として全国大会初登場。これまでもBraveのメンバーに誘われて、ともに練習をしたり、オープン大会に出場してきたが、「全国大会に初めてg来て、若くて上手なプレーヤーがこんなにたくさんいることにビックリしました! Braveで行うゲームは円楽チームとのときとは別物! 作戦の奥が深いし、メンバーについていくのが精一杯。足を引っ張らないようにがんばります」 

全校生徒・教職員が今大会をサポート! 宮城県蔵王高等学校
 

会場に隣接する蔵王高等学校の皆さんが、各コートの準備を手伝ったり、会場内のゴミを拾ったり、ボランティアで大会に協力。

  また、茶道部が会場内でお茶を点て(野点)、選手に振る舞い、疲れを癒やしていた。

平均年齢81.4歳の男子最高齢チーム 阿蘇五岳(熊本)
 

阿蘇山の麓で長年プレーを続けているチームで全国大会初出場。ゲートボール歴20年のメンバーが揃い、雨の日以外は毎日2時間半、地域のコートで練習をしている。山本敬一選手(84歳、4番)は3年前に倒れて半身不随となったが、ゲートボールでリハビリに励み、今大会に出場するまでに回復した。

「倒れて10日後から、ゲートボールをはじめました。ゲートボールは適度な運動量でリハビリにはもってこい! また、一打一打でゲームの展開が変わり、そのたびに作戦を変更していかなくてはならないので、脳と神経にもいいように感じます。いまこうして、全国大会でプレーできているのも、ゲートボールのおかげです」(山本選手)

男子最高齢94歳! 今治飛鳥(愛媛) 安野俊晴選手
 

ゲートボールをはじめたのは80歳のとき。長年、染色工場に勤務してきたが、いよいよ現役引退をすることになり、何か目的を持ってできる趣味を探していたときに、ゲートボール愛好者の妻から、一緒にプレーをすることをすすめられた。以来、数多くの全国大会に出場するため、日本全国を旅して回った。

「日曜日以外は毎朝8~12時、お昼をはさんで午後も1~4時半まで、一日中、仲間とプレーを楽しんでいます。おかげさまで、何一つ、わるいところはなく元気、薬ひとつ飲んでいません!」

女子最高齢89歳! 酒田眺海(山形) 池田てつ江選手
 

70歳くらいのとき、ゲートボール愛好者の夫に誘われてプレーをはじめ、夫と一緒に様々な大会に出場。途中、夫の介護で10年ほどプレーを中断するも、再びプレーをはじめた。

「勝負ごとだから、勝つとうれいし、負けるとくやしい。だから続けているんです」

開会式

いよいよ開会式がスタート!

 全国の都道府県予選会を勝ち抜いた180チーム・1,059名(4クラス合計)が開会式に臨みました。

地元、宮城県のチームから、ミドルレディースクラス出場の宮城レディース(写真左から、千葉久美子、丹野佑紀、猪瀬京子、安藤邦子、熊坂由美子、村上くに子の各選手)と、蔵王町のゆるキャラ「ざおうさま」による選手宣誓

宮城県知事の村井嘉浩氏の祝辞を代読する宮城県教育委員会教育長の高橋 仁氏

今大会を共催する蔵王町長の村上英人様による祝辞。蔵王町はゲートボールで地域振興に力を注いでおり、日本ゲートボール連合のアドバイザーであり、芸能界きってのプレーヤーである三遊亭円楽さんも出場する「三遊亭円楽杯全国ゲートボール大会」を毎年開催している

小野清子大会会長(公益財団法人日本ゲートボール連合会長)は「勝負にこだわりすぎず、心から楽しみながらプレーしましょう!」と選手にエールを贈った

会場の模様

いよいよ明日5月23日(土)~24日(日)、笹川良一杯第30回全国選抜ゲートボール大会を宮城県蔵王町の蔵王町総合運動公園で開幕します!

 本大会は、公益財団法人日本ゲートボール連合が主催する5つの全国大会の中でも最大規模を誇り、シニアクラス(65歳以上の男子)・シニアレディースクラス(65歳以上の女子)・ミドルクラス(65歳未満の男子)・ミドルレディースクラス(65歳未満の女子)の4クラスに分かれて各優勝を競います。今回は北海道から沖縄まで180 チーム、18歳から94歳までの選手約1,100名が一堂に集います。

 競技は、蔵王球場(シニア&シニアレディース=天然芝)、芝生広場(ミドル=天然芝)、テニスコート(ミドルレディース=人口芝)の3会場に分かれて行われますが、前日の各会場では出場チームが熱心に公開練習に取り組んでいました。

シニアとシニアレディースクラスの会場で、ミドルクラスも準決勝から試合を行う蔵王球場は、ふだんは東北楽天ゴールデンイーグルスの練習場としても使用されている

蔵王球場の天然芝は刈り込まれているが、ボールの転がりは意外に重い。その分、ブレーキがかかりやすいが、所々に傾斜も見られる

ミドルクラスが決勝トーナメント2回戦まで試合を行う芝生広場

芝生広場の天然芝も、蔵王球場に似ているが、ややボールの転がりは速い

ミドルレディースクラスが決勝戦まで試合を行うテニスコート

テニスコートは人工芝で、ボールの転がりはバツグンに速い。選手たちによると「氷上で打っているかのように滑る」とのことで、コート攻略が勝敗のカギを握る!?

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