公益社団法人 日本ゲートボール連合

全国選抜ゲートボール大会

2023年 ギャラリー 

入賞チームの横顔

女子クラス優勝 虹(大阪)
新たなチーム名で2回目の優勝

 

大阪府内のゲートボールが大好きな仲間で編成したチーム。虹としては初出場ですが、実はメンバー6名中、3名が2019年の第34回大会で優勝した楽遊の皆さん。
「いま虹というチームのもとで練習させてもらっていることから、心機一転、チーム名を変えました。虹では月に2回くらい練習をして、あとはオープン戦で経験を積んでいます。今回は試合ごとにヒロインが登場して、6人の力で勝つことができました」

 

男子クラス優勝 ストロング取手(茨城)
前回リーグ戦敗退の雪辱を果たして初優勝

 

取手市の選抜チームで2年連続出場、昨年のリーグ戦敗退から一気に優勝に輝きました。実は、メンバーの中には2008年の第23回大会に「ドラゴンズA」で出場して第3位を経験している選手も!
「ですから、今回もベスト4入りできたらとは思っていましたが、優勝とは予想もしていませんでした。リーグ戦で苦しんだ分、トーナメント戦は比較的スムーズにいきました。みんなコツコツと自分の仕事をしてくれたのが勝因です。今後も、この全国選抜大会、そして全日本選手権大会を目指して、このメンバーで週2回の練習を続けていきます」

 

女子クラス準優勝 かすみチーム(福井)
準優勝なんて夢のよう!

 

越前町の選抜チームで初出場。
「ここまで来られたのは夢のようです。夢が五つくらい付く夢のまた夢。ここにたどり着いたのは100パーセント、運です。本当に楽しい時間を過ごすことができました。大会に関わったすべての皆様に感謝しています」

男子クラス準優勝 よりも(大分)
違う色のメダルが欲しかった!

 

宇佐市の3チームからなる選抜チームで、チーム名は宇佐神宮に近い寄藻(よりも)川から名付けました。ミドルクラス時代を含めると4回目の出場。メンバーの中には、2019年の茨城国体で大分県チームとして男子第2位に輝いた選手もいるほか、各全国大会で入賞を経験している選手が多数で、いまだ手にしていないのは優勝の二文字だけ。
「リーグ戦の最終試合で大勝ちして、なんとかトーナメント戦に進めたので、リーグ戦で苦労した分、あとは気楽にやろうと決勝戦まで来ました。ところが決勝戦では、念願の優勝という文字がチラついて固くなり、雰囲気にのまれてしまいました」と本田克三主将。メンバーの皆さんも「できたら違う色のメダルがほしかった」と悔しそうな表情を浮かべていました。

女子クラス第3位 ひまわり(熊本)
熊本市の選抜チームで第34回と第32回大会ベスト8。第21回大会で肥後レディースのチーム名で日本一を経験している高濱希三子主将(75)が新たなチームをつくり、3回目の挑戦で初入賞を果たしました。「新しいメンバーもいたので、ここまで来られるとは思わなかった。うれしい、満足です」(高濱主将)

女子クラス第3位 宮城ヴィーナス(宮城)
仙台市の選抜チームで初出場。「全国大会が初めてというメンバーもいたし、ふだんプレイする機会が少ない天然芝で入賞できたのでうれしいです。ここまで来られたのはやはりチームワークの力だと思います」

男子クラス第3位 嵐山(京都)
京都市右京区の選抜チームで、今回は府の予選会に出場予定だった右京区のチームが不参加になり、その代わりに即席で急ごしらえしたチームで初挑戦。「そんなに強いチームではないのに、本大会でも入賞なんて大満足です。チームワークのおかげですね。力が突出した選手はいないけど、大事な場面場面で誰かがいい仕事をしてくれた。次回もこのチームで予選から挑戦したいと思っています」(渋江保昭主将)

男子クラス第3位 もりおか木曜クラブ(岩手)
盛岡市の選抜チームで初出場。「全国大会が初めてのメンバーが多かったので、第3位は十分な結果だったと思っています。でもトーナメント戦を勝ち上がっていくほどに緊張してしまい、ふだんのプレイができなかった。やはり全国大会は場数を踏むことが大切ですね」(阿部裕巳監督)

注目チーム

最高齢94歳も在籍する平均年齢82.4歳の最高齢チーム
羽島(岐阜)

 

最高齢94歳は杉山辰一選手(前列左から2番目)。杉山さんは60歳でゲートボールをはじめ、75歳のとき「たけはな」チームでねんりんピック大会で優勝した戦歴をお持ちです。また、羽島市ゲートボール協会の理事長を長年務め、2年前に理事長を後進に譲り会長に就任しました。いまも天気が良い日は毎日、ゲートボールの練習をして、その後に羽島温泉で身体を休めることを日課にしています。
「ゲートボールは頭も使うし、足腰も鍛えられるので、いまも杖なしで元気に過ごしています。それにゲートボールは人生を楽しくしてくれます」という杉山会長。他のメンバーも羽島市で長年プレイをしているベテラン揃いで、過去に全国大会を経験しているメンバーも!
「会長ががんばっているから私たちもがんばれる、会長は私たちの誇りであり励みです。今回は選手の最高齢でもいちばん、チームの平均年齢もいちばんと、うれしいこと尽くしです」と喜ぶ皆さんです。

 

地元期待の初出場チーム
男子クラス いなみ(和歌山)

 

開催地・和歌山県の日高郡印南町で、ふだんは別々の地域で練習している2チームで編成。県大会や全国大会に出場する際には、このメンバーで出場しているそうです。昨年、栃木国体に出場しましたが、全国選抜大会は初出場。地元開催ということですが、とくに気負いもプレッシャーもないと言います。
「いつもの練習と同じように気楽にリラックスしてやろうというのがチームのモットーなので。リーグ戦第1試合で負けてしまったので、まずは1勝を目標にがんばります」(東裏登志郎主将・78)

 

女子最高齢91歳を含む平均年齢82.4歳の最高齢チーム
鳥取女子(鳥取)

 

倉吉市と鳥取市のプレイヤーで編成した県選抜チームで本大会初出場。女子最高齢91歳の河田鈴子選手(9番)は、ゲートボール歴30年以上。マイコートを所有しており、いまもほぼ毎日プレイをしています。「若い人たちが誘ってくれて、一緒にやれるのが楽しい」と言う河田さん。いまは成人されたお孫さんたちも子どものときには一緒にプレイしていたのだとか。
「河田さんはお元気だし、何よりゲートボールが上手で、私たちの目標です。いまのところリーグ戦1勝1敗なので、明日の最終試合を勝ち、ベスト8くらいまで進めたらいいですね」というメンバーの皆さんです。

目指すは優勝の初出場チーム!
阿蘇クラブ(熊本)

 

阿蘇市を中心としたメンバーによる選抜チーム。ふだんは別々に練習しているため、今大会前に3回ほどメンバー全員で集まり、とくに天然芝でのプレイに慣れるための対策をしてきました。チームの司令塔は若手の市原隆朗さん(写真右端)で、メンバーの個性を活かした采配を心がけているそうです。リーグ戦では初戦で惜敗してしまいましたが、2試合目は大勝。
「明日のリーグ戦最終試合が勝負です。きょうは最後にいい試合ができたので、今夜は良いお酒が飲めそう。飲みニケーションで明日に備えます。目指すは優勝です」と張り切る皆さんです。

 

大会の雰囲気にのまれてしまった緊張の初出場
さぬき綾高(香川)

 

綾川町と高松市のプレイヤーで編成したことから、チーム名を「さぬき綾高」としました。ベテランも在籍していますが、ゲートボールをはじめて5〜10年のメンバーもおり、このメンバーでは今大会が全国大会初出場。リーグ戦初戦の相手は、昨年、リーグ戦で香川県の強豪・小豆島豊栄を破り、ベスト8に輝いている片山とおりゃんせ(愛知)でした。
「香川県チームとして前回負けた雪辱を果たそうと挑んだのですが、やはり相手のほうが二枚も三枚も上手でした。それに、全国大会で平常心で戦うことは難しいですね。知らないうちに雰囲気にのまれてしまって、作戦も乱れてしまいました。まずはなんとか1勝したいです」(十河 功主将・71)

 

結成1年目で目標の全国選抜に出場!
さくらネットA(富山)

 

全国大会出場経験のあるメンバーも含め、昨年、3年計画で全国選抜大会県代表チームになることを目的として結成された練習会チーム。なんと1年目にして運とチームワークで、その目標を達成してしまったと言います。現在、さくらネットはAからCまでチームがあり、男女約30名が在籍。毎週月曜日を練習日とし、各自お弁当を持って集まり、1日中プレイに励み腕を磨いています。
「今回は、さくらネットとして初の全国選抜大会でしたが、天然芝に慣れておらず実力を発揮することができませんでした。来年夏の県予選会からまた出直します」と悔しそうな表情を見せる皆さんでした。

 

開会式の模様

本日6月3日(土)、ついに「第38回全国選抜ゲートボール大会」が和歌山県和歌山市の紀三井寺公園陸上競技場で開幕し、全国の都道府県予選会を勝ち抜いた87チーム(2クラス合計)が開会式に臨みました。

「昨日の悪天候にもかかわらず、ほぼ予定通りの参加チームが揃いました。日頃の練習の成果を発揮して、思い出に残る大会にしてください」と参加選手にエールを送る今川啓一大会会長(公益財団法人日本ゲートボール連合・専務理事)

和歌山県知事の岸本周平氏は「全国から参加した皆さんの力で和歌山県民に元気を与えてもらいたいと思います」と来賓祝辞を述べられました

「楽しくプレイすることを誓います」と印象に残る選手宣誓を行った和歌山県の男子クラス代表・いなみの堀口晴生選手(左)と女子クラス代表・ちどりの原徳子選手

会場ロビーの総合案内所では、大会プログラムと大会記念ポロシャツを販売中。
デザインは2種類でホワイトの和歌山観光PRシンボルキャラクターの可愛い「わかぱん」のワンポイントデザインと、ブラックの「観光マップ」バージョンで各4000円。
各50着限定なので、会場にいらっしゃる方は今大会の記念にお早めにお求めください。

 

 

 

撮影/伊藤 守

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