第9回世界ゲートボール選手権大会

各国・地域の実力、スタイル、特徴を徹底紹介!
 10月20〜22日に韓国・済州道(チェジュド)西帰浦市(ソギポシ)で開催される第9回世界選手権大会。その出場国・地域が出揃った。日本は出場チームが確定! 日本のライバルとなるのはどの国・地域か!?



日本最強!
出場全16チームがすべて決定

 日本勢は、各全国大会で入賞経験を持つ実力派チームが揃った。もっとも期待が集まるのは、4年に一度開催される本大会で、1994年の第6回鹿児島大会以来、驚異のV3中であるグリーンピア友の会。田畑主将を中心に、粘り強く、ときには若手の強攻策を交えた戦法で海外のライバルたちを撃破してくれることだろう。そのほか、一昨年のアジア選手権大会を含め、4大会を連続制覇したフレンドスポーツクラブ、通算6回の国内制覇を実現している健祥会などに期待が集まる。


日本の戦歴データ
本大会優勝6回(グリーンピア友の会が3連覇中)。アジア選手権大会優勝2回(フレンドスポーツクラブが第4回優勝)。秋田ワールドゲームズ2001第1位

グリーンピア友の会(岩手)
田畑主将を中心に、長沼、佐々木選手らベテランと、村松 昂選手(23)らの若手が合体!


滝上クラブ(北海道)
国内全国大会出場経験を持つ、70代中心の超ベテランチーム

もりおか桂(岩手)
一昨年の全日本選手権大会優勝チーム。谷藤主将の意表を突く作戦が吉と出るか?

岩手若鷲(岩手)
高橋尚美主将を中心に岩手県の強豪ミドル選手が揃った岩手選抜ともいえるチーム

岩手矢巾(岩手)
昨年の全日本選手権大会準優勝チーム。ラインぎわでの手堅いダブル作戦で勝負

ゲートスターズ(栃木)
前大会第3位。ゲートボールを知り尽くした小口親子の実力発揮なるか!?

志水 魁(石川)
今年の全国選抜大会で全国デビューを飾ったばかりの新星だが、その急成長ぶりに期待

風林火山(山梨)
かつて石和はなぶさで活躍したベテランと、今年の全国ジュニア大会で活躍した向井選手が合体

ローズ(愛知)
全国大会出場経験を持つレディースチーム。女性パワー爆発なるか!?

近畿選抜(近畿6県選抜)
山本主将をはじめ、全国大会常連の近江善光寺(滋賀)メンバー中心の布陣

大阪みどり(大阪)
島田主将に吉田四郎選手ら、全日本選手権、全国社会人大会を制覇したメンバーで挑む

小松島(徳島)
全国選抜大会優勝経験を持つ手強いチーム。柔軟な作戦、ここ一番の技術力は恐いものなし!

健祥会(徳島)
中村主将に仁尾選手、奥山選手らベストメンバーで手堅い作戦で臨む

大牟田明治(福岡)
一昨年の全日本選手権大会準優勝チーム。山崎主将を中心にチームワークで勝負

フレンドスポーツクラブ(鹿児島)
23歳の曽山主将を中心に、ハイレベルの技術と、速攻型の作戦が期待大

沖縄5ポイント(沖縄)
全国大会出場経験も豊富で、さらに土地柄的に海外勢との対戦に慣れているのも強み

 
韓国
 日本最大のライバル!!
 各市・道の選抜チームによる国内予選会を勝ち抜いた96チームが出場予定。開催地ということで気合い充分。今年2月には健祥会を招いて研修会を行い、日本の戦いを研究している。注目チームは「釜山1」。2003韓・日交流大会優勝、国内大会優勝多数の手強い相手だ。

一昨年のアジア選手権大会では黒田庄を破るなど大活躍

データ
本大会98年の第7回ハワイ大会第3位。秋田ワールドゲームズ2001第3位
 
中国
 驚異のスライドタッチが天然芝で見られるか!?
 2000年、第3回アジア選手権大会の人工芝コートでの戦いでベスト8を独占し、日本に驚異を与えた中国だが、その後、すでに今大会に照準を合わせ、国内大会を天然芝で実施している。またぎ打ちによる正確無比なスライドタッチが天然芝で爆発するか。5チームが出場予定。


前大会では決勝トーナメント1回戦まで進出

データ
2000年の第3回アジア選手権大会(於、中国・上海市)でベスト8を独占。秋田ワールドゲームズ2001第4位
 
チャイニーズ・タイペイ
健祥会を招いての研修会の成果が出るか?
 前大会、予選突破したのはわずか1チーム、一昨年のアジア選手権大会でも予選敗退と、近年実力を発揮できていない。昨年9月、健祥会を招いて行った研修の成果が出るか? 6チームが出場予定。注目チームは国際大会常連の「台湾聯合」。


一昨年のアジア選手権大会では実力を発揮できずに予選敗退

データ
 本大会90年の第5回韓国・ソウル大会優勝、準優勝2回。96年の第2回アジア選手権大会優勝。秋田ワールドゲームズ2001第2位
 
香港
 攻めのゲートボールで急成長中!
 一昨年のアジア選手権大会で、ついに予選突破を果たすなど着実に力を伸ばしている香港。最近はジュニア育成が図られており、どんなチームが出てくるか楽しみ。正攻法でガンガン攻めてくるのが特徴。1チームが出場予定。


一昨年のアジア選手権大会ではじめて予選突破

データ
本大会2002年の第8回日本・富山大会出場(予選敗退)。アジア選手権大会出場2回(第4回決勝トーナメント1回戦進出)
 
マカオ
 天然芝に強いあなどれない存在
  一昨年のアジア選手権大会で国際大会デビューを飾ったマカオだが、その大会で第2ゲートを抑えてからの速攻で日本チームから2勝(うちパーフェクト1勝)をあげており、あなどれない。天然芝に慣れているのも強み。1チームが出場予定。



一昨年のアジア選手権大会で国際大会デビューを果たした

データ
2004年の第4回アジア選手権大会出場(予選敗退)
 
オーストラリア
 今度こそ予選突破なるか!?
 オーストラリアのゲートボール愛好者の大半は、クロッケー愛好者だが、最近はクロッケーをしない生粋のゲートボールチームが出現。今大会出場予定の「キャンベラ」もその1つ。メンバーも若く、その戦いぶりが楽しみ。2チームが出場予定。



今大会出場予定の「キャンベラ」。昨年の第4回オーストラリア選手権大会に初登場した

データ
 本大会出場2回(98年の第7回ハワイ大会と第8回日本・富山大会、ともに予選敗退)
 
ロシア
 スポーツ学校の学生チームが初登場
 今大会が公式国際大会初登場。サハリンのスパルターク青少年スポーツ学校の10〜20代の学生中心の2チームが出場予定。メンバーのスポーツ能力はバツグン。日本でのプレー経験もあるのでロシア旋風が起こるかも!??


メンバーの中には陸上800m走の極東チャンピオンも!

データ
2002年と2005年の「発祥の地杯全国ゲートボール大会」出場(於、北海道)。2004年のアジアゲートボールジュニア交流大会出場(於、埼玉)
 
USA
 ロングタッチが炸裂するか!?
 南カリフォルニアとハワイから計5チームが出場。南カリフォルニアの注目チームは、第7回大会第3位のデイゴBのメンバー3名を含む「ロサンジェルス1」。ロングタッチが炸裂するか!? ハワイの注目チームは、前大会に続いて出場の「ヒロ カマナB」。


第7回大会第3位のデイゴBのメンバーも登場

データ
本大会98年の第7回ハワイ大会第3位(デイゴB)。秋田ワールドゲームズ2001第5位
 
ブラジル
 決勝トーナメント2回戦突破が目標
 第7回、第8回大会とも決勝トーナメント2回戦まで進出し、とくに第8回大会では予選で日本の強豪・黒田庄を破る健闘を見せた。今大会には8チームが出場予定。ほとんどが60〜80代中心だが、「ブラジル8」は愛知県で活動する日系ブラジル人チームで20代中心。日本の手の内を知り尽くしているコワイ存在だ。



前大会は決勝トーナメント2回戦まで進出

データ
本大会88年の第3回ブラジル・サンパウロ大会優勝(第3位までを独占し、ベスト8に7チームが入る)
 
インド
 武者修行の成果が現れるか!?
 台湾のWGU杯国際大会に3年連続で出場。さらに、昨年、今年と2年連続で来日し、熊本の親善大会に参加するなど国外で試合経験を積み、急成長中。10〜40代の若いメンバーが揃う2チームが出場予定。




昨年、今年と連続で熊本での親善大会に参加
データ
WGU杯台湾国際大会に3回出場。公式の国際大会には初登場
 
ネパール
 国際大会初出場の未知の存在
 インドゲートボール連盟の支援により、カトマンズ市を中心に愛好者が急増し、2004年に発足した「ヒマラヤ・ゲートボール・クラブ・ネパール」から2チームが出場予定。いずれも20〜40代の若いメンバーで構成。



2004年1月、ネパールで行われた講習会
データ
2004年、「ヒマラヤ・ゲートボール・クラブ・ネパール」発足。今大会が国際大会初出場
 
パラグアイ
 日系リタイア組か、ミドルチームか?
 パラグアイの愛好者は日系リタイア組が多いが、第7回大会には50代中心のミドルチームが登場し、活躍。今大会は、どんなチームが出場してくるか楽しみ。1チームが出場予定。






98年の第7回大会には50代中心のミドルチームが登場
データ
本大会第8回ハワイ大会に5チームが出場するも、予選敗退
 
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