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2017年 ギャラリー
優勝・準優勝チームの横顔
昨年の国体優勝に続いて選抜も初V
男子クラス優勝 十和田西(青森)
十和田市のチームで、昨年の第71回国体[公開競技]ゲートボール競技会で男子1位に輝いた青森県のメンバーが中心。昨年の本大会はリーグ戦敗退。今年は、全日本世代交流大会出場経験を持つ20代メンバーを加えて、見事リベンジに成功した。
「大会前に、青森県内にある今大会と同じような人工芝コートで練習を重ねて人工芝対策をしてきたことで、スパーク打撃ミスを防ぐことができました。一戦一戦、苦しい試合が多かったですが、運にもチームワークにも助けられて初優勝することができました。昨年の国体に続いての優勝、うれしいです」
地元開催の大会で初出場・初優勝
女子クラス優勝 さくら(岡山)
倉敷市の選抜チームで本大会初出場にして初優勝をなし遂げた。地元開催ということで声援も多く、逆にそれがプレッシャーともなったという皆さんだが………。
「ボールがなかなか止まらない人工芝コートなので、打順は多く回らないと予想して、早めにゲートを通過して得点する作戦が功を奏しました。決勝は、同じ岡山県チーム同士の対戦となりましたが、よく知っている相手でやりやすかった。それもラッキーでした」
古豪復活!
男子クラス準優勝 能美シティー(石川)
「辰口中央」のチーム名で2007年の第22回大会ミドルクラス優勝、「能美シティー」のチーム名で同年の第23回全日本選手権大会で準優勝を果たしている古豪で、久々の全国大会登場となった。トーナメント1回戦の美浜煙樹(和歌山)戦、準決勝では前回優勝の都城友の会(宮崎)戦と、きわどい試合をものにして決勝に進んだ。決勝では終盤までシーソーゲームに持ちこんで善戦したが、最後に十和田西にロングタッチを決められて、惜しくも準優勝となった。
「くやしいですが、最後まで試合ができてよかった。次回、チャンスがあれば、今度は勝ちたいですね」
まさかの準優勝に大喜び
女子クラス準優勝 百間(岡山)
岡山市の選抜チーム。ふだんは市内の各コートで練習しているが、ねんりんピック大会など県内外の大会に出場する際には、この仲良しメンバーが集う。
「決勝の相手チームは、同じ岡山県のチームで、上手なチームだとよく知っていたので、やりにくかった。でも当初の目標はトーナメント戦進出でしたから、それも達成できて、さらに準優勝までできてうれしいです」
注目選手&チーム紹介
最高齢90歳!
津山GBファミリー(岡山) 山形省吾選手
地元では、考古学の城郭研究者としても知られる有名人。ゲートボール歴は24年。2012年の第28回全日本選手権大会で第3位入賞も経験されています。かつてはジュニア指導に力を注ぎ、全国ジュニア大会や全日本世代交流大会に監督として何度も出場してきました。いまも、雨が降らない限り毎日、朝から昼まで、1人で10球を持ってゲームをしたり、仲間とプレーを楽しんでいます。
「ゲートボールの魅力は音。タッチできたときの音を聞くと爽快感がある。楽しみながら身体を動かせるのも健康にもいいね」
地元開催の今大会は?
「それが意外とやりにくい。知らず知らずのうちに力が入って緊張しているのかも。なんとか予選突破したいね」
約10年ぶりに全国大会復帰!
大阪若竹会(大阪) 岡本浩一郎選手(20)
岡本選手(下写真)は、わずか5歳のとき、2002年の第19回全日本世代交流大会で準優勝し、“こうちゃん”の愛称で一世を風靡した有名選手。その後、約10年前の全国大会出場を最後に、ゲートボールから遠ざかっていたが、現在大学3年生となり、時間に余裕ができたことから、久々の全国大会出場となった。
「久しぶりにスティックを握りましたが、やはりゲートボールは楽しいですね。いまでも準優勝したときのことは鮮明に覚えています。逆に、ミスなど“あかん”ことは一切覚えていないんですが(笑)。とにかく久々なので、プレーを楽しみたいですね」
平均年齢81歳の最高齢チーム
木津川市(京都)
京都府南部に位置する木津川市ゲートボール連盟・女性部の皆さんによるチーム。本大会初出場。練習は、市内の各コートで週2回、そして月2回は全員で集まって合同練習をしている。ゲートボール歴9~20年のベテラン揃い。
「ゲートボールは、次のメンバーが打ちやすいところにボールを進めてあげたり、チームワークでボールをつないでいく点が魅力であり、面白さだと思います。太陽の下で適度な運動にもなりますし、健康にも良いですね。とにかく全国大会初出場なので、まずは1勝を目指します」
前回第3位、目指すは優勝!
安城レディース(愛知)
昨年は『新池』のチーム名で出場して第3位入賞。今年は、地元の小さな地名である「新池」よりもさらに大きい地名をチーム名に入れて、心機一転『安城レディース』とした。そして、昨年仕事で出場できなかった20代選手の前野 梓選手(下写真)も満を持しての出場となった。
「みんなで集まっての練習はなかなかできませんでしたが、個人で1時間でも時間が空いたら練習するように努めてきました。なにしろ、私たち、ミスが多いものですから」
今大会の目標はズバリ優勝!
「富士山登山にたとえるなら、前回は8合目、今年は頂上まで行きます!」
86歳から24歳までが所属
吉野川レディース(徳島)
徳島県北部にある吉野川市のチーム。ただいま全国社会人大会2連覇中の社会福祉法人健祥会グループ(水明荘&健祥会)の職員3名と、地域でプレーしている2名の合体チーム。上は86歳、下は24歳までの幅広い年齢層のメンバーが揃う。
メンバーの足元を見ると、全員底の薄い、足袋のようなシューズで統一。今大会の人工芝コートは、スパーク打撃時に足下からボールが滑り出やすいとのことで、メンバーで相談し、会場に着いてから急きょ、みんなで購入したとのことで、年齢差はありながらもチームワークはバツグン。
「残念ながら初戦は敗退しましたが、あとなんとか2勝して予選を突破したいです」
地元開催の今大会に初出場!
さくら(岡山)
倉敷支部の選抜チームで本大会初出場。中国地域選手権大会での優勝経験などを持つベテラン選手が揃う。
「地元開催ということで、会場から“がんばって!”と声を掛けられるのはうれしいんですが、それが逆にプレッシャーになって緊張しています。とにかく何も考えず、プレーに集中して、1勝を重ねていきたいです」
開会式
全国の都道府県予選会を勝ち抜いた96チーム・524名(2クラス合計)が開会式に臨みました。
「シニア世代の選手の皆さんのさらなる飛躍の場になることを期待しています」との小野清子大会会長のあいさつを代読する中西由郎大会委員長(公益財団法人日本ゲートボール連合・専務理事)
「日ごろの練習の成果、チームワークを存分に発揮され、心に残る素晴らしい大会となることを祈念しています」との岡山県知事の伊原木隆太氏の来賓祝辞を代読する、岡山県副知事の佐藤兼郎氏
岡山市長の大森雅夫氏は、「桃太郎の町へようこそ! 岡山市は、うどん・ラーメンの激戦地としても知られています。激戦のあとは岡山グルメを堪能していただければと思います」とあいさつされました。
開催地の岡山代表、津山GBファミリーの赤木 清選手が「一戦一戦、一打一打を大切にし、勝利を目指し、最後の最後まで正々堂々と戦うことを誓います」と堂々とした選手宣誓を披露しました。
公開練習
今大会は、65歳以上の男子48チーム(男子クラス)と、65歳以上の女子48チーム(女子クラス)による2クラス制で実施します(各チーム、65歳未満の競技者2名までを参加登録することができる)。
前日の会場では出場チームが熱心に公開練習に取り組んでいました。
今回のコート条件は人工芝。カーペットのようなふかふかした人工芝で、ボールの転がりは超高速で、ボールが左右に曲がるコートも。さらに、スパーク打撃の際に足下からボールが滑って転がり出やすい点が気になるところ。そのあたりを攻略したチームに分がありそうです。