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入賞チームの横顔
12年ぶり2度目の優勝!
男子クラス優勝 能美シティー(石川)
「辰口中央」のチーム名で2007年の第22回大会ミドルクラス優勝、「能美シティー」で同年の第23回全日本選手権大会準優勝、そして久々の全国大会出場となった第32回大会で準優勝した古豪が実に12年ぶりに再び金メダルを手にした。決勝では4巡目、相手のタッチミスの隙を突き、スタートで待機していた赤7番の辻博康主将が第1ゲートを通過して白3球をアウトボールにしてからロングの第2ゲート通過まで決めて優位に立つと、あとはワンサイドの展開となり快勝。「リーグ戦の初戦で大敗してもうダメだと思ったとき、他のチームの先輩から『一度死んだチームは強いんだぞ。這い上がってこい!』とカツを入れられたのが効きました。おかげで気持ちを立て直すことができました」(辻博康主将)
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初出場で一気に頂点へ!
女子クラス優勝 楽遊(大阪)
大阪市の選抜チームで、チーム名は文字通り「ゲートボールで楽しく遊ぼう」とのモットーから命名した。大会1週間前、病気のため、主将メンバーが急きょ入れ替わるという「事件」が起きたが、そのアクシデントにもめげず、冷静に試合を進め、初出場・初優勝を決めた。「難しいコートだったので、早めに点数を取る作戦を選択したことが功を奏しました。メンバーもしっかりついてきてくれたので、何とか勝つことができました」(廣瀬揚子主将)
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前回に続いて2回目の出場で準優勝
男子クラス準優勝 クラブ多賀城(宮城)
多賀城町のメンバーを中心としたチームで、昨年に続いて2回目の出場。前回はリーグ戦全敗でのくやしい敗退だったが、今回は「自滅プレーに注意!」を合言葉に試合に集中し、準優勝に輝いた。「無欲で大会に臨んだことと、チームワークが勝因です。初入賞できて本当にうれしいです」(藤原直祐代表)
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昨年の国体第1位チームが本大会でも活躍
女子クラス準優勝 もりおか木曜クラブ(岩手)
盛岡市のチームで、昨年の国体女子第1位に輝いたメンバーが中心。本大会の前回優勝チームも同クラブのメンバーであり、選手層は厚い。決勝では、序盤から相手に先攻されたが、最後に同点まで迫る気迫を見せたが、同点内容負けとなった。「最後は惜しかったですが、4月から天然芝コートで練習を重ねてきて、やれるだけのことはやってきたという思いがあるので悔いはありません。大会を楽しむことができました」(木村洋子主将)
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昨年の全日本世代交流大会に続いての第3位
男子クラス第3位 ただちゃ豆キング(山形)
鶴岡市とその周辺地域のメンバーによるチームで、昨年の全日本世代交流大会第3位に続いての入賞となった。五戸富三主将が枝豆の有名ブランド「だだちゃ豆」の生産者であることから、このチーム名に。「リーグ戦から苦しい試合の連続でしたが、試合ごとにヒーローが出現して一打逆転でここまで来ました。できたら、あと1つ勝って、テレビ放映される決勝で戦い、ただちゃ豆の宣伝をしたかった、残念です」(五戸富三主将)
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難しいコートだからこその入賞!?
男子クラス第3位 和邇(滋賀)
琵琶湖西岸近く、大津市の和邇(わに)川公園にある専用ゲートボール場を本拠地とするチーム。前回はリーグ戦で優勝チームと同組となり、勝敗・得失点差も同じで対戦結果で涙を吞んだ。今回はその悔しさをバネに入賞までこぎ着けた。「難しいコートに苦労しましたが、逆に難しいからこそ、ツキがこちらに回ってきた試合もありました。いつか優勝できたら、それがみんなの夢です」(長瀬透代表)
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全国大会初挑戦で思いがけない入賞
女子クラス第3位 築上町(福岡)
築上町のチームで、本大会はもちろん、全国大会初登場で彗星の如く第3位に輝いた。ゲートボールをはじめて4〜10年のメンバーで、週3〜4回、築城ドームのクレーコートで練習をしている。「ヒヤヒヤドキドキの連続でしたが、落ち着いてプレーすることを心がけました。無欲の勝利です」(繁永照子代表)
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第26回大会優勝チームが久々の入賞
女子クラス第3位 ザ・ワカヤマ有田(和歌山)
有田川町のチームで、本大会ミドルレディースクラスで第22回大会準優勝、第26回大会で優勝している強豪。今大会では久々の入賞となった。「仕事などで忙しく、あまり練習できなかったので、入賞できただけで満足です。いまの実力ではここまでが精一杯、運にも助けられました」(栩野一美主将)
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注目チーム紹介
個性豊かなメンバーが揃っているから、このチーム名
パプリカ(長崎)
長崎市の選抜チーム。ふだんは別々のチームで活動している個性豊かなメンバーが大きい大会に出場するときには結集。1つの色に染まらず、各選手の個性を大切にしたいということで、チーム名をパプリカと命名。県予選では、強豪のライバルチーム・西海大島レディースに3年連続で決勝で1点差で惜敗してきたが、今大会は欠場チームが出たことから念願の初出場を果たした。
「全国大会に出られて本当に良かったです。上手なチームと対戦できて勉強になりました。願わくば、もう一回、また全国大会に出られたらと願っています」
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「責めない・怒らない・愚痴らない」の3つの志がモットー
三志会(沖縄)
浦添市、那覇市などのメンバーが揃う選抜チーム。チーム名は「責めない・怒らない・愚痴らない」の3つの志を大切にプレーをしようということで命名。全国大会出場経験を持つメンバーが揃うが、今回は全国大会の雰囲気に飲まれ、ふだんの自分たちのプレーがまったくできなかったという。「それに、飛行機、新幹線と慣れない交通機関での長距離移動という負担も大きかった。非常に残念です」
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今大会最高齢94歳を擁する仲良しチーム
三川内山GBC(長崎)
佐世保市にある、陶器市で知られる三川内山地域のチーム。70代のチームメートから「オヤジさん」「大先輩」と慕われているのが、今大会最高齢94歳の竹内定勝さん(8番)。「ゲートボールは仲間と一緒に和気あいあいやるのが楽しい、さらに勝つと楽しい」と語る竹内さんは、34年前、老人会入会をきっかけにゲートボールをはじめた。全国大会には4回目の出場。温厚な人柄の竹内さんは、チームの「お手本」となっている。
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94歳とは思えない迫力プレーを披露する竹内定勝さん
ゲートボールが盛んな五條市から本大会初出場
真木野(奈良)
かつて全国大会で活躍した「アミティ牧野」や「五條スマイル」といった強豪を輩出したゲートボールの盛んな地域・五條市から出場のチーム。活動歴は古いが、途中、アミティ牧野のベテランメンバーなどが加わって全国大会を視野に入れて活動するようになり、全日本選手権大会に続いて、今回、本大会に初出場。「まずはトーナメント戦進出をねらいます」
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日系ブラジル人選手を擁するチームで本大会初挑戦
知立(愛知)
知立市の選抜チーム。2012年の第28回全日本選手権大会で優勝したブラジルクラブの木村マサイチ選手(10番・40)など日系ブラジル人選手3名を擁する。木村選手の父・マサヨシ選手(2番・68)は昨年ブラジルから戻り、2009年の第25回全日本選手権大会以来の全国大会出場。川南ルカン選手(4番・29)は、1年前からマサイチ選手から引き継いで主将を務めている。「作戦は難しいけれど、木村さんたちのおかげでがんばっています。運がよければ優勝したいですね(笑)」
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地元の応援を背にリーグ戦突破を目指す
クリーン黒埼(新潟)
新潟市とその近郊の選抜選手で結成したチーム。本大会で準優勝したことのある経験豊富な選手が揃う。地元チームということで、たくさんのギャラリーが試合コートを囲んだ。
「初戦は、その応援がプレッシャーになってしまい、第1ゲートを通過できず惨敗しましたが、次の試合で第1ゲート通過に成功したときは観戦の皆さんから大拍手をいただき、さらに最後には勝つこともできて涙が出そうになりました。なんとか最後の試合にも勝って、できたらトーナメント戦に進出したいです」
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「勝っても負けても楽しく!」が合言葉の初出場チーム
神戸川(島根)
出雲市の選抜チームで、全国大会経験者2名と初出場の3名で結成。ふだんは「出雲ドーム」や「すぱーく宍道」といった屋内人工芝コートで練習しているため、今大会では慣れない天然芝コートに悪戦苦闘。全国大会初出場の選手は「上手な選手ばかりでビックリ! 良い経験になります。勝っても負けても楽しく! を合言葉にがんばります」
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地域のリーダーが集まって4年前にチーム結成
マインド神埼(佐賀)
佐賀県東部に位置する神埼市から初出場のチーム。メンバーは、体育推進委員、民生児童委員、老人クラブ女性部長など地域のリーダーとして活躍しており、みんなで目標とする何かをしたいということでゲートボールに白羽の矢が立ち、4年前にチーム結成。現在は、週4〜5回、午前8時から午後2時まで練習に精を出している。「勝っても負けても和気あいあい、ゲートボールをはじめてから毎日がイキイキとしています。初出場ですが、目指すは優勝です!」
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開会式の模様
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本日6月1日(土)、ついに「第34回全国選抜ゲートボール大会」が新潟県燕市の吉田ふれあい広場で開幕し、全国の都道府県予選会を勝ち抜いた96チーム・521名(2クラス合計)が開会式に臨みました。
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「本大会はシニア世代のプレーヤーが男女別に頂点を目指します。皆様のさらなる飛躍の場となることを期待しております」と参加選手にエールを送る椎川忍大会会長(公益財団法人日本ゲートボール連合・会長)
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「カーリングが氷上のチェスならば、ゲートボールはグリーン上のチェス。知力・気力・体力を尽くして、日ごろの練習の成果を発揮してください」と泉田裕彦大会副会長(一般財団法人新潟県ゲートボール連盟・会長)
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「今大会が、新潟県民にゲートボールの魅力を知ってもらう機会となることをお祈りします」との新潟県知事の花角英世氏の来賓祝辞を代読する、新潟県県民生活・環境部スポーツ課課長の松浦直人氏
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燕市長の鈴木力氏は、「燕市は、カトラリーなど金属加工製品をはじめ、ドラマ『下町ロケット』のロケ地、田んぼアート、背脂ラーメンなどで知られています。大会の合間や後に、ぜひ燕市の素晴らしさを味わっていただき、土産話として持ち帰ってください」とあいさつ
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開催地の新潟県代表、男子クラス・津南の半戸義昭選手と、女子クラス・クリーン黒埼の志賀保子選手が「我々選手一同は、全国の皆さんとの友情の輪を広げるとともに、フェアプレーの精神でプレーし、運が良ければ、優勝を目指し、正々堂々と戦うことを誓います」とのユニークな選手宣誓で会場を沸かせた
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大会会長や来賓の皆様による始球式
公開練習の模様
コート攻略が勝負の分かれ目!?
いよいよ明日6月1日(土)から新潟県燕市の吉田ふれあい広場(天然芝)で「第34回全国選抜ゲートボール大会」が開幕します。
前日の会場は、小雨が降る中、出場チームが熱心に公開練習に取り組んでいました。
天然芝は、毛足が長く、芝根が点在しているコート。この難しいコートをいかに攻略するかが勝負の分かれ目になりそうです。
なお、明日からの大会の模様や結果は随時、当ウェブサイトをはじめ、日本ゲートボール連合のFacebookページやTwitterでもお伝えしていきますので、ぜひご覧ください。
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前日の会場は小雨模様
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小雨の中、熱心に公開練習に取り組む選手の皆さん
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毛足が長く、芝根が点在している天然芝コート
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開催地の燕市は、世界でも知られる金属加工の産地。世界一の研磨技術により「燕品質」として知られる高品質のカトラリーが主管の新潟県ゲートボール連盟から参加選手全員に贈呈予定