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2024年 ギャラリー
入賞チームの横顔
前回ベスト8から一気に頂点へ
男子クラス優勝 ナイスボール(山口)
県の東部地区で活動している60〜80代メンバーで編成したチーム。本大会には5回目の出場で、前回ベスト8から一気に頂点へ。決勝戦では、3巡目のロングタッチにより活路を見出し、その後いったんは同点に追いつかれるも最後に4点をあげて逆転勝ちを収めました。
試合後の第一声は「疲れた〜」。続いて「今年はベスト8までには絶対に入り、3年後くらいの優勝を思い描いていましたが、一気に達成できてしまいました! 今後は毎年優勝?、いやいやそれはきっとないな」と笑いながら語る皆さんでした。
7年越しの目標を達成して初V
女子クラス優勝 ひまわり(熊本)
本大会で日本一を経験している高濱希三子主将(76)が優勝を目標として2017年に結成した熊本市の選抜チームで、全員が70代。2017年の第32回と第34回大会ベスト8、前回第3位と、確実に頂点への階段を上ってきました。そして今回、念願の目標達成! 各試合では安定感バツグンの打撃が光りました。
「ついにやりました。最高にうれしいです。チームをつくってから、それほど長くないので、優勝までもう少し時間がかかると思っていました。その分、さらにうれしいです」
反省の弁が先に立つ、くやしい準優勝
準優勝 山形 舘クラブ(山形)
山形 舘クラブは山形市のチームで、2004年の第29回大会で第3位に入賞している強豪。今回は庄内町と山辺町との混成チームで挑戦し、過去最高位の準優勝に輝きましたが………。
「混成チームなので、集まって練習できなかったこともありますが、仲間で協力し合ってボールをつなぐことができなかった。残念です」とガックリ肩を落とされていました。
県選抜チームでつかんだ準優勝
女子クラス準優勝 コバトンフレンド(埼玉)
埼玉県の県鳥である「シラコバト」をモチーフにした県のマスコット「コバトン」に由来するチーム名の県選抜チーム。今回のチーム名・メンバーとしても初登場。
「チームワークで、みんなで補い合いながら決勝戦まで来ることができました。優勝したかったけれど残念です。けど、仕方ない、ここまで来られてよかったと考えるようにします」
江戸川区と江東区との混成チームで初出場初入賞
男子クラス第3位 リバーサイド(東京)
江戸川区と江東区のメンバーによる混成チーム。両区とも荒川をはさんだ川べりにあることからチーム名をリバーサイドとし、3年前に結成しました。以来、都の予選会に挑戦するも2年連続準優勝。今年、3度目の挑戦で見事、本大会に初出場し、初入賞に輝きました。
「地元開催で多くの皆さんに応援していただいたのはうれしかったんですが、応援され慣れしていなくて緊張しました。第3位でも十分満足、とてもうれしいです」
第32回大会に続いて2回目の銅メダル
女子クラス第3位 チーム絆(大阪)
堺市のメンバーを主体としたチームで、2017年の第32回大会に続いて2回目の第3位入賞てす。
「前回の第3位以来、コロナ禍で練習できず、7年振りに府予選会に出て、今回も運良く権利を取ることができました。前回とは違う色のメダルが欲しかったのですが叶わずに残念でした」
念願の初出場・初入賞、決勝戦まで残りたかった!
第3位 下肥田(岐阜)
県南東部に位置する土岐市下肥田地区のチーム。競技歴40年以上のベテランメンバーが所属し、日曜と雨天以外は毎日練習している皆さんですが、なかなか県予選を突破できませんでした。やっと権利を獲得できたと思ったら、コロナ禍で本大会中止。ようやく初出場が叶った今大会での初入賞です!
「決勝戦まで残りたかったけれど、残念、くやしいです。でも仲間でお互いに助け合い、運も味方してくれました。胸を張って地元へ帰ることができます」
「ねばっこいゲートボール」で初入賞
女子クラス第3位 西新居(山梨)
中央市西新居地区の全員が70代のチームで、2022年の第37回大会に続いて2回目の出場で初入賞。西新居は農業が盛んな地域で、メンバーにも果物や米の農家が多く、忙しい合間を縫って練習に励んできました。今回男子クラス ベスト8の強豪・イクぢゃん会のメンバーと一緒を腕を磨いています。
「ふだんから男子メンバーに負けたくないと切磋琢磨しながらプレイしています。ここまで来られたのはチームワーク! 仲間でミスをカバーし合いながら、“ねばっこいゲートボール”をしたからだと思います(笑)」
注目チーム紹介
ろうあ者主体のチームが本大会初出場
「全国大会入賞という新たな目標ができました」
男子クラス デフあいづGBC(福島)
ろうあ者3名を含む会津若松市のチーム。毎年のように挑戦してきた県予選会で優勝し、本大会初出場。ろうあ者の全国大会出場は初ということで、主管の東京ゲートボール連合から聴覚障がい者の審判員や手話通訳者が協力しました。
「全国大会に初出場できてうれしかったですが、緊張してしまい、負けが続いているので、残りの試合をがんばります。今大会に来てはじめてろうあ者の審判員に担当してもらえたこと、手話通訳者の方々に一生懸命にお手伝いいただいたこと、そして試合を通して、聞こえる皆さんと楽しく交流できたことがうれしかったです。全国大会で入賞したいという新たな目標を持つこともできました」(ろうあ者メンバー)
また、試合を担当した聴覚障がい者の審判員からは「このような大きな大会は見るのもはじめて、ましてや審判を担当することもはじめてでドキドキ緊張しましたが、手話を使った審判を全国の皆さんに知っていただけて良かったです」との声が聞かれました。
写真前列が「デフあいづGBC」の皆さん。後列が試合を担当した審判員と手話通訳者の皆さん
今大会最高齢94歳選手を擁する平均年齢最高齢チーム
男子クラス 君津(千葉)
94歳の座間重雄選手(写真2番)を擁する君津市の選抜チーム。実は、座間選手、2022年の第37回大会にも出場し、その際にも大会最高齢選手に輝いたレジェンドです。競技歴32年、いまも週2回、地域のコートでの練習を欠かしません。長寿と健康の秘けつを問うと……? 「ゲートボールに夢中だからです! とくに相手ボールにタッチしてアウトボールにできたときは格別の気分です」とのこと。
チームとしても平均年齢82.8歳の最高齢チーム。レジェンドと一緒に「まずは1勝、次は2勝。そして優勝を目指します」との力強い言葉をいただきました。
東京・世田谷区のメンバーを主体とする地元チーム
女子クラス ドルーク(東京)
今大会の会場、駒沢オリンピック公園が位置する東京・世田谷区のメンバーを主体とする開催地チーム。世田谷区のメンバーが週4回練習しているコートは会場のすぐ近くにあります。チーム名の「ドルーク」は、ロシア語で「親しい友達」の意。ふだんから仲の良いメンバーで編成したチームだからこその命名とのことです。
「大会前から、みんなで集まって練習を重ねてきましたが、地元開催ということが逆にプレッシャーと緊張感につながってしまい、ふだんの力がなかなか出せません。でも、あきらめずに、トーナメント戦進出を目指します」
ベテランとビギナーが合体して初出場
女子クラス 東北町(青森)
青森県上北郡の中央部にある東北町のベテラン3名と、そこから車で約30分の距離にある六ヶ所村の初心者2名で編成したチームで初出場。東北町のメンバーが、競技をはじめてわずか数年ながら熱心にプレイに励む六ヶ所村の若いメンバーに声をかけて新チームが誕生。今大会2ヵ月前から週1回のペースで東北町に集まり練習を重ねてきました。
「六ヶ所村から通ってきてもらえて、本当にありがたかったです」という先輩たちに対して、「先輩たちに全国大会に連れてきてもらえて、本当にうれしい」という後輩たち。「全国大会初挑戦なので、勝ち負け関係なく、いろんなチームと対戦・交流をして、経験をたくさん積んで地元に帰りたいと思っています」
第37回大会ベスト8、今回は一つ上のベスト4が目標
女子クラス どんぐり(島根)
島根県の東部にある奥出雲町のチーム。奥出雲町は1982年の島根国体を機にゲートボールが盛んになった地域で、今回の60〜80代メンバーも競技歴約40年のベテラン揃い。2022年の第37回大会に続き2回目の出場で、第37回大会ではベスト8の成績でした。
「島根県ゲートボール協会では、女性プレイヤーの競技力を高めようと、2018年頃から、各支部対抗の女性部リーグ戦を年に数カ月間かけて行っており、昨年は奥出雲町が優勝しました。この女性部リーグ戦が全国大会での好成績にもつながっているように感じています。今大会では、前回より一つ上のベスト4を目標として力を合わせます」
能登半島地震を乗り越えて3年連続出場を果たす
男子クラス 中能登(石川)
今年元旦に起きた能登半島地震で大きな被害を受けた中能登町から出場。地震ではゲートボール場が損傷したり、家屋が一部損壊したメンバーもいました。ゲートボールを再開したのは、気持ちが落ち着いてきた4月半ばあたりから。お互いの健康を確認するためにも集まろうと声がけをし、天気の良い日にはプレイをするようになりました。
「プレイをしていると気も晴れる。また、今大会も近づいてきて、全員が集まることは難しかったけれど、週に4日くらい、集まることができたメンバーで練習をしてきました。全国のゲートボール仲間から送られてきた義援金も励みになり、おかげさまで本大会に3年連続で出場することができました。今回の大きな夢はリーグ戦突破、目標としては2勝することです」
昨年の全日本世代交流大会優勝に続き、滋賀県勢として活躍したい!
男子クラス 昴(滋賀)
滋賀県の東部に位置する愛荘(あいしょう)町のチーム。2年前、町の各チームのリーダーなどが集まり、全国大会を目指すチームとして「昴」チームが誕生しました。結成1年目で近畿地域選手権大会に出場、2年目の今年、ついに念願の今大会出場を果たしました。各チームでの活動の他、昴チームとして出場する大会は、オープン大会や全国大会につながる予選会など、月に少なくても3回はあり、それが練習にもなっているのだとか。今回は、隣町の東近江市から女子クラス出場の「ひばり」チームともども出場できたこともうれしいという皆さんです
「実は両チームには、昨年の全日本世代交流大会で優勝したメンバーが1名ずつ所属しています。同じ滋賀県勢のジュニアやミドル世代の活躍が大きい刺激となっています。今大会では両チームともどもリーグ戦突破を目指します!」
前列が女子クラス 滋賀県代表「ひばり」の皆さん
開会式
本日6月15日(土)、ついに「第39回全国選抜ゲートボール大会」が東京都世田谷区の駒沢オリンピック公園 第二球技場で開幕し、全国の都道府県予選会を勝ち抜いた88チーム(2クラス合計)・497名が開会式に臨みました。
大会主催者を代表して、今川啓一大会会長(公益財団法人日本ゲートボール連合・専務理事)が、「今回は初めて聴覚障がい者を主体とするチームが出場します。また、ここ東京のジュニアチームで昨年の全国ジュニアゲートボール大会で優勝した開成高校・中学の皆さんも競技委員として今大会を手伝ってくれています。今後は、このような多様性のある大会を全国各地でも開催していただけることを期待しています」とあいさつしました
東京都知事・小池百合子氏の来賓祝辞を披露する副師事の潮田 勉氏。冒頭、手話であいさつをする場面も見られました
選手宣誓は、地元・東京都から、女子クラス代表・ウインゲッターLの清水劤子選手(左)と、男子クラス代表・リバーサイドの畑中四郎選手(右)。「ここ東京で、チームを大切に、仲間を信じて、正々堂々とプレイすることを誓います」と力強い宣誓をされました
開会式のあいさつの内容などは手話通訳者を介して参加者全員に伝えられました
大会会長と来賓の皆さん。左から、今川大会会長、東京都副師事の潮田 勉氏、東京都議会議員の小宮あんり氏、東京都聴覚障害者連盟 副会長の田原直幸氏
公開練習&組み合わせ抽選会
本大会の駒沢オリンピック公園での開催は3回目!
いよいよ明日6月15日(土)から東京の駒沢オリンピック公園 第二球技場で今大会が開幕します。
全国選抜大会が駒沢オリンピック公園で開催されるのは、1986年の第1回大会、2014年の第29回大会に続いて3回目。
会場の第二球技場は屋外人工芝コート。
1964年のオリンピック東京大会では、第二ホッケー場として使用され、現在はゲートボール、サッカー、ラクロス、アメリカンフットボールなどで使用されています。
前日の会場では公開練習が行われ、多くの出場チームが熱心に人工芝コート(ゴムチップ入)の感触を確かめていました。
公開練習の模様
人工芝コートは、毛足の長いパイルが寝た状態でボールの転がりが少し重い印象
各コートには、主管団体の東京ゲートボール連合が用意したコート表示が設置されています
人工芝コートでの大会が多い東京ゲートボール連合が設置した人工芝専用のゲートやゴールポール。人工芝でも動きかないように特別な工夫がされています
大会本部には「気象神社」の木札が! 東京ゲートボール連合の役員の皆さんが、都内にある気象神社で今大会の好天を祈願したおかげで、大会期間中は晴れの予報となっています。本日の気温は32度と暑い!
組み合わせ抽選会の模様
今大会には聴覚障がい者を主体とするチームが初出場するため、組み合わせ抽選会は手話通訳者の協力を得て実施しました
なお、大会の模様や結果は随時、当ウェブサイトをはじめ、日本ゲートボール連合の公式LINEや各種SNSでお伝えしていきますので、ぜひご覧ください。
撮影/伊藤 守