公益社団法人 日本ゲートボール連合

全国選抜ゲートボール大会

2025年 ギャラリー 

入賞チームの横顔

【男子クラス優勝】わいわいクラブ(鹿児島)
チーム結成から4年目で頂点へ!

 

県内各地で活躍していたシニア選手が4年前に結成したチーム。今大会が3回目の出場となりました。リーグ戦の最終試合では、同点決勝で第1ゲートを通過できずに敗れ、肩を落とす場面も。しかし、得失点差で辛くもトーナメント進出を果たしました。
その悔しさをバネに勢いを取り戻し、決勝戦では危なげのない戦いぶりで見事初優勝。
「一度沈んでまた生き返ることができたのが、トーナメント戦での勢いにつながりました。相手のミスにも助けられましたが、結成から4年で築いたチームの和が勝利を引き寄せました」(島元主将)

【女子クラス優勝】銀河チーム(香川)
2008年以来、17年ぶりの優勝

 

さぬき市長尾支部の選抜チームで、今大会が10回目の出場。メンバーの多くは、2008年の第23回大会を「長尾銀河」として制した実力者たち。
今大会でも、安定感のある技術と作戦力を発揮し、2度目の優勝を果たしました。
「ふだんはそれぞれのチームで主将をしていますが、今大会ではお互いに采配し合いながら協力できたことが勝因だと思います。久しぶりに優勝できてとてもうれしいです」(白井主将)

【男子クラス準優勝】徳島眉山(徳島)
昨年のベスト8から準優勝へ前進

 

県内の強豪選手による選抜チームで、2回目の出場。前回のベスト8から飛躍し、準優勝をつかみました。
チームを率いた宮本主将は、1996年・2005年の大会優勝経験を持つ大ベテラン。
「個人的には3回目の優勝を目指していましたが、あと一歩届かず悔しいです。決勝戦では思うように試合を運べませんでしたが、これも勝負の世界ですね」(宮本主将)

【女子クラス準優勝】吉田L(新潟)
地元大会での修業が実を結ぶ

 

燕市吉田地区を拠点とするチームで、第38回大会に続き2回目の出場。メンバーにはゲートボール歴3〜4年のママさんバレー経験者3名を含み、フレッシュさが特徴。
「越後薬草」の特別協賛を受け、企業名入りユニフォームで臨んだ今大会。
「地元の天然芝大会に出続けて修業してきましたが、ずっと勝てずじまい。でも今大会ではコートとの相性も良く、ついに花開きました。あの負け続きが力になっていたと実感しています」(髙橋主将)

【男子クラス第3位】土浦クラブ(茨城)
新結成から2年目で堂々の入賞

 

土浦市を中心とした県南地域の選手によるチーム。昨年の結成以来、県予選会では総当たり戦を戦い抜き、今大会出場を果たしました。
「長期間にわたる予選会での経験がチームワークを深めてくれました。今大会も皆で助け合いながら戦えたのが収穫です。実は、もう来年の予選会が始まっているので、また戻ってこられるようにがんばります」(久保田主将)

 

【女子クラス第3位】土佐乙女(高知)
気心の知れた仲間との初入賞

 

高知県の強豪選手による選抜チーム。県代表としては4年連続出場となり、今回のメンバーのうち2名は2004年に「高知レディース」としての優勝経験者です。
「今回のメンバーでは初めてトーナメントを突破できました。お互いをよく知る間柄なので、厳しいことも言い合える関係性が強み。準決勝では同じ四国の銀河チームに敗れたので、来月の国スポ予選でリベンジしたいです」(田中主将)

【男子クラス第3位】イクぢゃん会(山梨)
第37回大会に続き再び3位に

 

南アルプス市甲西地区のチームで5回目の出場。これまでにも複数の全国大会で入賞経験を持つ強豪です。
「目指していたのは優勝でしたが、今回もまた3位どまりでくやしいです。リーグ戦では得失点差でギリギリ通過できた運もありましたが、準決勝では些細なミスが響きました。もっとがんばらないといけません」(塩澤主将)

 

【女子クラス第3位】花みずき(栃木)
リラックスした雰囲気で力を発揮

 

那須塩原市のチームで2回目の出場。主将の大曽根選手は、2010年大会で3位に入賞した経験を持ちます。
「チームの雰囲気がとても良くて、リラックスしてふだん通りのプレーができました。準決勝では緊張してしまいミスが出たのがくやまれますが、また県予選から挑戦して、今度こそ3位以上を目指します」(大曽根主将)

注目チーム&選手紹介

第40回全国選抜ゲートボール大会には、実力・個性ともに際立つ多彩なチームが出場しています。男女それぞれのクラスから注目のチームや選手をご紹介します。

 

女子クラス:鳥取女子(鳥取)
最高齢93歳&91歳が所属する優勝候補チーム!

 

今大会最高齢となる河田鈴子選手(93歳/左から4人目)と、増井敬子選手(91歳/同2人目)が所属する、平均年齢84.4歳の“最高齢チーム”。本大会には3年連続出場し、昨年にはSAGA国民スポでは2位という実力を誇る優勝候補です。
河田選手はゲートボール歴40年以上。自宅にマイコートを所有し、いまもほぼ毎日、仲間と一緒にプレーを楽しんでいます。また、幼い頃に一緒にゲートボールで遊んだお孫さんも成人し、現在はひ孫と一緒にプレーすることもあるそうです。
「ゲートボールは、やればやるほど難しい。頭も使うし体も動かすから、薬も飲まず元気でいられるのだと思います」(河田選手)
増井選手はゲートボール歴45年。町内会のすすめで始め、夫を亡くした際もゲートボール仲間との交流に救われたと語ります。
「味方ボールに当てて有利にしたり、逆に相手チームから当てられて不利になるのが面白い。仲間とプレーして話していると気が紛れます」(増井選手)
チームメートはこう話します。
「元気なおふたりがいるから、失敗しても年のせいにできません(笑)。昨年は国スポ2位でしたが、今年こそ優勝を目指します!」

最高齢93歳の河田選手

男子クラス:デフあいづGBC(福島)
開催県から出場、ろうあ者主体チームが2年連続出場!

 

聴覚障がい者3名を含むチームで、会津若松市を中心に活動。昨年に続き、2回目の出場となります。
約10年前に会津若松市で開催された障がい者ゲートボール大会をきっかけに、健常者とともにプレーするようになりました。現在では審判資格も取得し、週2回の練習を通じて着実に力をつけています。
ゲートボールは、健常者ともコミュニケーションを取りながら一緒にプレーできるのがうれしい。今回は信頼できる仲間とともにトーナメント進出を目指します」

今大会では開会式に手話通訳者がサボートに入り、試合中も福島県ゲートボール協会のスタッフが時間表示を掲示するなど、安心してプレーできる環境を整えました

男子クラス:坂本クラブ(愛媛)
男子最高齢、那須洋選手(90歳)を擁するチーム

 

松山市を拠点とする坂本クラブには、男子最高齢の那須洋選手(90歳/3番)が所属。ゲートボール歴は29年で、これまでに全国大会は30回以上出場。1999年には「ねんりんピック」で全国優勝も経験しています。
若い頃は、ノンプロの野球チームに所属し、ゴルフにも熱中していたというスポーツマン。
今春には体調を崩したものの、「チームの足を引っ張りたくない」と回復に努め、大会出場を果たしました。
「ゲートボールは頭を使ってとにかく面白い。認知症予防にもなります」(那須選手)

 

男子最高齢90歳の那須選手

女子クラス:たんぽぽ(山梨)
農家の“お嫁さん”たちが集結! フレッシュな初出場チーム

 

桃やブドウの果樹栽培が盛んな峡東地域(山梨市、笛吹市、甲州市)の農家の“お嫁さん”たちによって結成されたチームが、ついに全国大会初出場。
地元の部落対抗大会をきっかけに30〜40代から競技を始めたベテラン揃い。武井千秋主将が66歳となり本大会の出場資格を得たことから、念願の県予選に挑戦し、代表の座をつかみました。
「大会直前まで桃の袋かけでヘトヘトです。今大会では、力を合わせて、次のメンバーにつないでいくゲートボールをお見せしたいです」(武井主将)

男子クラス:湘南平塚(神奈川)
“湘南の風”のように明るく爽やか! 平塚の名を全国へ 

 

関東三大七夕祭りの一つ「湘南ひらつか七夕まつり」で知られる平塚市のチームが、県予選を勝ち抜き本大会初出場。
ふだんは市内の異なるチームに所属していますが、今大会に向けて結成。試合中も冗談が飛び交う、明るく笑顔あふれるチームです。
「しかめっ面してプレーしても楽しくない! 笑ってプレーするのが一番。大会を通して、全国の方に“平塚”を知ってもらえるようがんばります!」

 

女子クラス:金山(福島)
開催県から2年連続出場、地元の期待を背負って挑戦!

 

特産品「奥会津金山赤カボチャ」で知られる金山町の女子チームは、前回ベスト11の実績を持ち、今年も出場。ゲートボール歴20年以上のメンバーが揃うベテランチームです。
町内の男子チームに練習試合をお願いするなどして、実力にさらに磨きをかけてきました。
「プレッシャーは感じていません。試合に入れば集中するタイプなので、今回こそは最後の表彰式まで残って、入賞を目指します!」

開会式からスタート!

2025年6月21日(土)、第40回全国選抜ゲートボール大会が福島市の「あづま総合運動公園 とうほう・みんなのスタジアム」で開幕しました。
全国の都道府県予選会を勝ち抜いた男女計84チーム・461名が参加し、晴天のもと、盛大に開会式が行われました。

 

主催者代表のあいさつや来賓祝辞、手話通訳などを通じて、すべての参加者が思いをひとつに大会のスタートを迎えました。
選手宣誓では、開催県の福島県チームから、男子クラス代表・会津赤べこの斎藤光弘選手、女子クラス代表・行仁の水野ツネ子選手が堂々とした姿で全国の仲間に決意を表明。

 

また、本大会の運営には、福島県立医科大学 保健科学部の学生たちも協力。キャンパスでのゲートボール体験をきっかけに運営スタッフとして大会を支えています。

地元・福島県から選手宣誓:男子クラス代表・会津赤べこの齋藤光弘選手(左)と、女子クラス代表・行仁の水野ツネ子選手(右)

大会を支える主管の福島県ゲートボール協会を中心とする審判団

大会主催者を代表してあいさつする今川啓一大会会長(公益財団法人日本ゲートボール連合・専務理事)

福島県知事の来賓祝辞を代読する、福島県企画調整部 文化スポーツ局 局長・紺野香里氏

福島市長の来賓祝辞を代読する、福島市民文化スポーツ部 文化スポーツ振興室スポーツ課 課長・大泉智幸氏

開会式では手話通訳を通じてすべてのあいさつやメッセージがろうあ者チームにも伝えられました

衆議院議員・金子恵美 氏が手話を交えて「全力でがんばってください!」と選手にエール

運営をサポートする福島県立医科大学・保健科学部2年生の皆さん。ゲートボール体験を経て参加

公開練習&組み合わせ抽選会を実施
あづま総合運動公園での全国大会開催は2005年以来、20年ぶり!

いよいよ明日6月21日(土)より、福島市「あづま総合運動公園 とうほう・みんなのスタジアム」を会場に、「第40回全国選抜ゲートボール大会」が開幕します。

JR福島駅改札向かいにある福島市観光案内所前の電子掲示板には今大会の案内が表示されていました

福島県で日本ゲートボール連合(JGU)主催の全国大会が開催されるのは、
・2005年「第21回全日本ゲートボール選手権大会」
・2012年「第14回全国社会人ゲートボール大会」
・2024年「第41回全日本世代交流ゲートボール大会」
に続き、今回が4回目。
また、あづま総合運動公園での全国大会開催は、2005年の全日本選手権以来、実に20年ぶり2回目となります。

 

会場となる「とうほう・みんなのスタジアム」は天然芝コートで、Jリーグ・福島ユナイテッドFCのホームスタジアム。2014年の日本陸上競技選手権大会など、全国規模の大会も開催されてきた本格的な施設です。

 

大会前日の本日、同スタジアムでは出場チームによる公開練習が行われました。
気温34度にも及ぶ熱さの中、選手たちは2022年にリニューアルされた天然芝コートの感触を確かめながら熱心に練習に取り組みました。毛足約5mmで凹凸の少ない芝はボールの転がりも良好で、多くの選手から「最高のコート条件!」と好評を得ています。

 

 

公開練習の模様

「最高のコート条件!」と選手たち絶賛の天然芝

また、練習と併行して会場内では組み合わせ抽選会が行われ、明日から始まるリーグ戦の対戦カードが決定しました。

 

リーグ戦の組み合わせは、こちらからご覧いただけます

組み合わせ抽選会の模様

大会の模様や結果は、当ウェブサイトをはじめ、日本ゲートボール連合の公式LINEや各種SNSでも随時発信していきます。
ぜひチェックしてみてください!  

 

また、明日から会場では、下記の「お楽しみ企画」も用意していますので、お近くの方はぜひ足をお運びください。

 

①第40回記念企画! 誰でも楽しめる「体験コーナー」開催
会場内では、ゲートボールの楽しさに触れることができる体験コーナーを設置予定。
初めての方でも気軽に楽しめる内容で、スタッフが丁寧に打撃のコツをお教えします。
ご家族やご友人と一緒に、全国大会の見学を兼ねて、ぜひお気軽にご来場ください。

 

②大会記念オリジナルポロシャツ販売&日本ゲートボール認定用品工業会加盟メーカー出店ブース
いずれも会場入口ホールで販売しています。
今回のメーカー出店ブースは「株式会社ニチヨー」と「株式会社ティエヌケイ」です。
ぜひお立ち寄りください、

 

明日から大会記念オリジナルポロシャツを会場入口ホールで販売予定。開催地・福島にちなんで桃ボールがバックプリントされている長袖ポロシャツは3000円(紺&黒)。シンプルなJGUマーク入半袖ポロシャツは2500円

前日から賑わいを見せていた日本ゲートボール認定用品工業会加盟メーカー出店ブース

撮影/伊藤 守

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