公益社団法人 日本ゲートボール連合

全国選抜ゲートボール大会

2022.06.24

【第37回全国選抜ゲートボール大会】大会レポート

男子クラスは広島五日市が他を寄せ付けず2回目の栄冠を手にする

男子クラスは40チームが出場し、予選は5コート(A、B)を使用し、1コート4チームによるリーグ戦形式で行われた。全体を通じて、得点が低くてわずかな得点差の接戦が多かった。

 

リーグ戦を3勝0敗で勝ち抜いたのは片山とおりゃんせ(愛知)、わいわいクラブ(鹿児島)、坂下(島根)、広島五日市(広島)、杉並(東京)、深谷岡部(埼玉)の6チームのみであった。
第32回大会優勝の十和田西(青森)、第34回大会第3位のだだちゃ豆キング(山形)、第31回大会準優勝の小松島(徳島)、第31回大会第3位の小豆島豊栄(香川)などがリーグ戦で姿を消した。

 

トーナメント1回戦は広島五日市、片山とおりゃんせが順当に勝ち上がった。2回戦は地元期待のイクぢゃん会が伏兵の片山とおりゃんせを下し、杉並、水都(岐阜)、広島五日市が準決勝に進んだ。
準決勝戦、杉並 対 イクぢゃん会は前半戦に有利な展開に持ち込んだイクぢゃん会だったが、終盤に杉並に押し込まれて逆転負けを喫した。広島五日市 対 水都は、前半戦にリードを保った広島五日市が地力を発揮し、難なく水都を下した。
決勝戦は、前半戦から確実に得点を重ねた広島五日市が待機策をとった杉並を寄せ付けず17―9と破り、2010年の第25回大会で「佐伯同級生」のチーム名で初優勝して以来、2回目の栄冠を手にした。

 

隙のないプレイで2回目の栄冠を手にした広島五日市

開催県の山梨県代表として第3位に入賞したイクぢゃん会

女子クラスはウインゲッターL(東京)が鮮やかに展開を逆転して3度目の優勝!

女子クラスも40チームが出場し、予選は5コート(A、B)を使用し、1コート4チームによるリーグ戦形式で行われた。
男子クラスと同様に、全体を通じて得点が低くてわずかな得点差の接戦が多く、パーフェクトゲームはなかった。

 

リーグ戦を3勝0敗で勝ち抜いたのは7チームのみ。第33回大会第3位の伊達なレディース(宮城)、取手クラブ(茨城)、第34回大会第3位のザ・ワカヤマ有田(和歌山)、第29回大会優勝の乙女倶楽部(高知、第29回出場時のチーム名は高知レディース)などがリーグ戦で姿を消した。

 

トーナメント1回戦、初出場同士のどんぐり(島根)対 飯綱ピーチ(長野)はどんぐりが快勝し、ウインゲッターL(東京)対 山形庄内(山形)はウインゲッターLが完勝した。
2回戦は古豪の黎明会(広島)がどんぐりを下し、ダークホースの明球会B(神奈川)が取手クラブ(茨城)に大勝。盛岡レディース(岩手)がベテランの長尾銀河 (香川)を破り、ウインゲッターLは中妻(埼玉)を寄せ付けなかった。
準決勝戦、ウインゲッターL 対 盛岡レディースはウインゲッターLが危なげなく快勝し、黎明会 対 明球会Bは黎明会が接戦を制した。
決勝戦は、1巡目に後攻の黎明会は白2番、白4番が第2ゲート周辺を抑え、白6番、白8番、白10番が第3ゲート前方に進むという盤石の構えをとり、先攻のウインゲッターLは赤5番のみが第2コーナーと第2ゲートの中間、第2ラインぎわに進むという控えめな構えをとった。2巡目、赤1番が第1ゲートを通過し、第1ゲート後方、第2ライン中間地点に進み、白2番がクロスのコースで第2ゲート通過に失敗すると、赤3番が第1ゲートを通過し、赤1番にタッチして第2ラインぎわに送り、続いて赤5番にタッチして赤5番を白8番に付けた。ついでロングの第2ゲート通過を決めたが、白10番へのタッチは外した。白4番が白2番へのタッチを外したあと、赤5番は第3ゲート前方の白3球をアウトボールとし、鮮やかに展開を逆転した。その後、ウインゲッターLは付け球戦法を交え、黎明会を14―10で下し、本大会16回目の出場で、3度目の優勝を遂げた。

 

鮮やかに展開を逆転した決勝戦でのウインゲッターL(東京)のプレイ

息の合ったプレイで初出場で第3位と健闘した明球会B(神奈川)

取材・文/高橋隆輔(スポーツライター)

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