公益社団法人 日本ゲートボール連合

全国社会人ゲートボール大会

2013年 ギャラリー 

入賞チームの横顔

優勝 緑風会(徳島)

残り2分からの逆襲でV2達成!

 社会福祉法人健祥会グループの特別養護老人ホーム『緑風荘』の職員チーム。一昨年の第13回大会準優勝、前回優勝の強豪で、今大会では見事2連覇を達成した。今年7月31日に逝去された健祥会グループ理事長であり、(公財)日本ゲートボール連合理事の中村博彦氏を悼み、メンバー全員、喪章を肩につけて試合に臨んだ。さらに、決勝戦では、控えのメンバーが掲げる中村博彦氏の遺影が見守る中、残り2分から大逆転し、昨年に続いて大会を制覇した。

「ゲートボールの素晴らしさを教えてくださった中村理事長に恩返しをすることができました。とくに、大会前の10日間、集中特訓をした成果が苦しい場面で表れたと思います」

準優勝 桜花寮(新潟)

第1回大会から15回連続出場の皆勤賞チームが初入賞

 新潟県五泉市にある養護老人ホーム『桜花寮』の職員によるチーム。第1回大会から今大会まで連続出場を続けており、第11回大会ベスト8、そしてついに15年目にして初の入賞を果たした。ホーム内のコートで、出勤前の早朝に練習をしている。

「決勝戦はあと一歩というところで、惜しかったです。でも、予選突破が目標だったので、準優勝は上出来です。あと数年でメンバーの2人が定年を迎えるので、今後は後継者育成が課題ですね」

第3位 糸口厚生園(大分)

第7回大会、第12回大会に続いて3回目の第3位入賞

 社会福祉法人「大分県社会福祉事業団」の宇佐市にある施設『糸口厚生園』の職員チーム。第3回大会から連続出場中で、3回目の第3位入賞となった。

「メンバーの白石正信園長(下写真右端・59歳)が定年で最後の本大会出場となるので勝ちたかったんですが、残念です。勤務の都合上、なかなか、全員揃っての練習ができなかったので仕方ないですね。今後の課題は、最後までへたばることのないように体力をつけることです(笑)」

第3位 スーパーキング(福井)

ゲートボール用品メーカーとしての意地を見せて3回目の入賞

 第1回大会に会社名の『シャトル』で出場して準優勝、そして第5回大会ではブランド名の『スーパーキング』にチーム名を変更して2回目の準優勝、そして、今大会、14回目の挑戦で久々の入賞を果たした。

「前回は決勝トーナメント1回戦で北建ジーンズ(福岡)さんに負けてくやしい思いをしました。今大会では、決勝トーナメント2回戦で、またもや北建ジーンズさんと当たり、リベンジに燃えて雪辱を果たすことができましたが、そこで燃え尽きてしまった……。でも、今大会では新製品の樹脂製ヘッドのスティックを使用して、反発力が良いことを大いに宣伝することができたのでよかったです(笑)」

初出場チームを紹介!

八代トマト(熊本)

トマトをメインにハウス栽培をしている農業経営チーム

 トマト、メロンなどのハウス栽培を営む会社チームで、メンバーの中村 嵩選手(73歳)がオーナー会長を務める。当社で栽培している有機トマト“グリーンアイ”は肉厚で弾力があり、関東地方の大手スーパーなどでも取り扱われている有名品種。もともと、会長をはじめ、ゲートボールをプレーしている従業員が多かったことから、会長自ら号令をかけてチーム結成。会社の隣にあるゲートボール場で、仕事終わりや休日にプレーを楽しんでいる。また、今年2月には、社内にフィリピン人の従業員が多いこともあり、フィリピンで開催されたゲートボール大会にも参加してゲートボール普及に一役買った。初出場ながら、地元の大会では上位入賞することが多い、隠れた優勝候補。しかし、本人たちは至って謙虚で「目指すは一勝です!」という。

力のこもったプレーを披露する伊藤武康主将(75歳)

メンバーの平均年齢73歳の今大会最高齢チームでもある。4番がオーナー会長の中村 嵩選手(73歳)

チームドラゴン(石川)

市立輪島病院に勤務する看護師・職員チーム

 ゲートボール歴4年の船本実智代主将(43歳)が「高齢化が進む地元・輪島市のお年寄りたちとゲートボールを通して交流して元気になってもらいたい」との思いから、同僚の看護師・職員に声をかけてチーム結成。病院チームということで“チームバチスタ”にちなんで、そして昨年辰年に結成したことから、チーム名を『チームドラゴン』とした。メンバーのほとんどが初心者だが、忙しい勤務の合間を縫って毎週土・日曜日に集まって練習を重ねてきた。

「とにかく第1ゲートを通過することが目標(笑)。本大会は初めてですが、プレーを通して様々なチームとコミュニケーションできるのがいいですね」

40~50代の女性チーム

知人に誘われて30代からプレーをはじめたという船本実智代主将(43歳)

千葉西部郵便局(千葉)

千葉県西部地区にある119の郵便局からメンバーを選抜!

 ゲートボール歴15年の牛尾正明監督と、同10年の石橋英一主将(60歳)が中心となり、千葉県西部地区にある119の郵便局から、主に目立ちたがり屋の局長・社員を集めて、昨年チームを結成。昨年の県予選会は残念ながら敗退したが、今年は千葉県が開催地ということで、特別枠で初出場を果たした。

「局内にゲートボールをピーアールするため、あえて新人メンバーだけを集めました。あちこちの郵便局からメンバーを集めたので、市川市の練習コートに全員が集まることはなかなかできず、練習不足。早く1勝したいです!」

メンバーは30~40代が中心

牛尾監督(左端)と石橋主将(3番)のほかは、今年からプレーをはじめた初心者揃い

パリポリクラブ(埼玉)

今年誕生したばかりの草加市立病院 職員・看護師チーム

 草加市立病院の看護師・職員チームで、草加せんべいのゆるキャラ・パリポリくんにちなんで『パリポリクラブ』と命名した。本大会常連の海上保安庁チームで活躍していた山田光郎選手(35歳)が退職して病院勤務となったことをきっかけに、病院内でもゲートボールを普及させようと、今年に入ってからチームを結成。中には今大会でスティックを握るのは2回目という超初心者メンバーも!

「第1ゲートは全員通過できたから、次の試合では二桁得点を目指します!」

山田光郎主将(8番・35歳)が中心となり、20~50代のメンバーを集めた

夜勤明けで参加したという看護師選手。「眠~い!」

開会式の模様

9月といえど、会場は30度を超える暑さ!

前回優勝の緑風会(徳島)から小野清子大会会長へ優勝杯返還

(公財)日本ゲートボール連合会長・小野清子による大会会長あいさつ

千葉県ゲートボール連盟会長で参議院議員の石井準一による大会副会長あいさつ

千葉県副知事・諸橋省明氏が森田健作知事のあいさつ状を代読

来賓の成田市長・小泉一成氏のユーモアあふれるあいさつに会場から笑い声が起こる

開催地・千葉県代表選手、NS君津チーム・天野陽子選手による力強い選手宣誓

前日の会場の模様

いよいよ、明日9月21日(土)~22日(日)、全国の企業や官公庁など職場でプレーを楽しんでいる社会人チームを対象とした全国大会が、千葉県成田市の中台運動公園陸上競技場で開催されます!
 前日の会場を訪ねてみると………、明日からの試合に備えてコートコンディションを確認しながら練習に励む出場チームや、会場の準備に余念のない千葉県ゲートボール連盟の大会スタッフの姿が!
 練習していた出場チームに尋ねたところ、天然芝コートの毛足は短く、ボールの転がりはクレーコート並みの早さでまっすぐ進むとのこと、まずまずのコートコンディションのようです。
 ちなみに、明日の千葉県の天気予報は晴れのち曇り。決勝戦が行われる明後日は曇の予定となっていますが、万が一にも雨天にならないことを祈っています。

会場の中台運動公園陸上競技場。本日の最高気温は28度とやや暑かったものの、ときおり爽やかな秋風が会場を吹き抜けていた

天然芝コートの毛足は短く、ボールの転がりは早め

前日の会場には前回優勝の緑風会(徳島)の姿も!

こちらは、過去4回優勝の札幌市役所GB同好会(北海道)。同僚チームの札幌市役所クラブと練習試合をしながらコートの感触を確かめていた

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