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2014年 競技結果
入賞チーム一覧
トーナメント戦の結果
リーグ戦の結果
作戦分析〜どのような作戦で戦ったか!?
【はじめに】
2014年9月26日(土)・27日(日)に熊本県熊本市の熊本県民総合運動公園 パークドーム熊本(人工芝コート)で開催された「第17回全国社会人ゲートボール大会」では、序盤戦の作戦は、どのような作戦が選択され、どの作戦が好成績をあげたのか? リーグ戦から決勝戦までの71ゲームの序盤戦の作戦データを採取し、先攻と後攻に分けて分析してみた。
【コート状況】
屋内の人工芝コート。細かな砂が敷かれ、ボールに適度にブレーキがかかり、距離を合わせてボールを打撃すれば、まっすぐに転がり、思い通りの地点に進められるという絶好のコート条件。
【競技方式と全体の傾向~より確実に勝利を】
当初、四角リーグ戦8コートの予定だったが、欠場ゲームが出たため、急きょ5角リーグ戦6コートに変更された。各コート上位2チームがトーナメント戦に進む方式だったが、各チームは3勝を確保すれば上位2チームに入れる可能性が高いため、より勝利が確実な作戦を採用する傾向が見られた。
【文中の略語】
1G=第1ゲート 2G=第2ゲート 3G=第3ゲート GP=ゴールポール PT=通過タッチ TP=タッチ通過 LT=ロングタッチ ST=スライドタッチ WT=ダブルタッチ TT=トリプルタッチ OB=アウトボール
【各作戦名の説明】
【先攻チームの作戦】
後攻チームに攻められ、大きく負け越す!
予選リーグ戦から決勝戦まで75ゲームのうち、表1のように、先攻チームの赤ボールが先に第2ゲート周辺に進んだケース(2G右前、2G2球、2G横、2G正面、2G左前の合計ゲーム数)は59ゲームあり、かなりの高率であった。
しかし、ボールが素直にまっすぐと転がるために、LTが思うように決まり、後攻チームに攻められて26勝49敗と大きく負け越す結果に終わった。
【後攻チームの作戦】
高速コートにより、第3コーナー作戦と強攻策で大きく勝ち越す!
高速コートということで、表2のように、後攻チームの定番ともいえる第2ラインぎわ作戦(11ゲーム)よりも第3コーナー作戦(21ゲーム)のほうが多く選択されているというケースになった。
これは先攻チームの赤ボールが第2ゲート右前、あるいは正面に止まっているために、後攻チームが赤ボールへのタッチをねらいつつ、第3コーナー近くに進んだ結果である。そして、この地点からSTや、付け球戦術で12勝9敗と、まずまずの成績をおさめた。
また、強攻策で8勝1敗という好成績をあげ、これが大きく勝ち越す要因になった。
2回目の優勝を決めた水明荘(徳島)
5回目の優勝ならず、準優勝に終わった札幌市役所GB同好会(北海道)