公益社団法人 日本ゲートボール連合

文部科学大臣杯 全日本ゲートボール選手権大会

2013年 ギャラリー 

入賞チームの横顔

優勝 佐多キング(鹿児島)

“絶対に優勝して帰る!”との思いが実る

 九州最南端の佐多岬から参加のチーム。2回目の出場にして初優勝を遂げた。21歳の今針山涼平主将(写真中央)が、19歳の柳川航也選手(左から2人目)と、50~60代のミドル選手3人を率いた。今針山主将と柳川選手は、全国ジュニア大会で2部クラス時代に「大泊ドラえもん」で優勝、男子1部クラス時代にも「南大隅クラブ」で優勝を経験。また、ミドル選手も、今年の全国選抜大会ミドルレディースクラスで「フレンドスポーツML」で優勝するなど、実績のある選手が揃う。

 「鹿児島県は強いチームが多いので、まずは県予選を勝ち抜くのがたいへんでした。なので、今大会の出場権を獲得したときには“絶対に優勝して帰る”と誓って山形に来ました。その願いが叶って、本当にうれしいです!」(今針山涼平主将)

準優勝 TKE(新潟)

強豪、力と力のぶつかり合いに敗れる!

 黒埼町(現・新潟市)でジュニア時代からプレーを続けている20~30代中心のチーム。本大会は第22回大会優勝。2010年の第27回全日本世代交流大会優勝、同年の中国・上海市開催の第10回世界選手権大会ベスト8の実績を持つ。

「今大会、チームメートは粘り強く、ワンチャンス、ツーチャンスを生かすプレーをしてくれました。最後の決勝戦は力と力のぶつかり合いになりましたが、自分の主将としての経験不足が出ました。でも、ここまでこれて満足です!」(那須野智広主将・29歳・写真後列右端)

第3位 ブラジルクラブ(愛知)

前回に続いての2連覇達成ならず!

 前回優勝の愛知県在住、20~30代中心の日系ブラジル人チーム。ブラジルで幼少時代からプレーを続けているベテラン選手が多い。今大会は、1次リーグ戦からパーフェクトゲームを含む全勝で圧倒的な強さで勝ち上がってきたが、準決勝で佐多キングに逆転されて惜敗してしまった。実は、木村マサイチ主将(34歳・写真左端)、今大会直前にぎっくり腰になっしまい、コルセットを装着して試合に臨んでいたのだ。

 「ぎっくり腰は言い訳になりませんが、V2ならず残念です。でも、今大会はとても楽しかった。周りがみんな応援してくれたし、気楽にブレーできました。また来年、がんばります!」(木村マサイチ主将)

第3位 都城友の会(宮崎)

くやしさいっぱいの第3位入賞!

 都城市のチームで3回目の出場。今大会の開催地・山形県天童市は、水久保 豊主将(32歳・写真左端)が18年前に全日本世代交流大会で全国大会デビューし、第3位となった思い出深い土地。大会前は、今大会優勝の佐多キング(鹿児島)と合同練習し、気合いを入れて大会に臨んだ。しかし、準決勝のTKE(新潟)戦、最後に逆転のチャンスが巡ってきたが、あともう一歩というところで勝利を逃してしまった。

「18年前も第3位。第3位から上にいって、佐多キングと決勝を戦いたかったです。しかも、チームメートの森脇 一選手(21歳・写真右端)が今年で学校卒業で宮崎を離れてしまうので、今大会が一緒にブレーできる最後の大会だったのでどうしても勝ちたかった……くやしいです!」(水久保 豊主将)

注目チーム&選手紹介

開催地の期待がかかる! 天童(山形)

天童市の強豪2チームが合体したチームで全国大会初出場。約1カ月前から、天然芝コートに通って猛特訓し、今大会に臨んだ。

 「地元での開催は期待がかかり、プレッシャーを感じていますが、県代表として恥じないプレーをしたいと思います。目指すは決勝トーナメント戦進出です」

平均年齢18歳の最年少チーム 大垣(岐阜)

 最年少チームながら、優勝候補にもあがっている強豪チーム。今年の全国選抜大会ミドルクラス優勝の10~20代メンバーと、大垣市を代表する高校生メンバー3人(ともに15歳・写真前列)で編成。

 「メンバーは社会人に、高校生メンバーもハンドボール、ソフトテニス、太鼓などの部活で活躍しているので、なかなか全員集まって練習できませんでした。2次リーグ戦突破が目標です」

 なお、高校生3人は全国ジュニア大会でも活躍しているメンバー。今大会の感想を聞くと……。

 「ジュニア大会とは違って、今大会はものすごく緊張します!」

平均年齢77歳の最高齢チーム 霊山(福島)

 伊達市霊山町の選抜チームで4回目の出場。男子メンバーは、今年の全国選抜大会シニアクラスにも出場した。週3日は、みんなで仲良く練習。ゲートボール歴10~20年以上のベテランが中心だが、残念ながら1次リーグ戦で敗退。

 「今大会は、全国大会の経験を積んでもらうため、ゲートボール歴3年の新人も連れてきました。後継者の育成にも努めながら、また来年に向けてがんばります」

男子最年少15歳 群馬Gリーグ(群馬) 剣持悠也選手

 ゲートボールをしていた祖父・祖母の影響で小学4年生のときにプレーをはじめた。いままでに全日本世代交流大会に3回、全日本選手権大会は昨年に続いて2回目の出場。

 「いまは近くにゲートボール場がないので、チームの先輩たちに送り迎えをしてもらいながらプレーを続けています。ゲートボールはいろいろな世代の方と一緒にプレーできる点が魅力です」

男子最年少15歳 小松島(徳島) 米山知宏選手

 小学4年生のとき、友だちに誘われてプレーをはじめ、昨年の全日本世代交流大会で優勝を経験。今大会ではじめて主将を任され、緊張の面持ち。

 「ゲートボールは試合ごとに状況が違うところがオモシロイ。今大会は優勝を目指します!」

女子最年少21歳 日高かわせみ(埼玉) 岡野成美選手

 小学生のとき、転校先の学校にゲートボールクラブがあったことをきっかけにプレーをはじめた。3年前の全国選抜大会ミドルレディースクラスで全国大会デビュー。当時は新潟県でプレーをしていたが、現在は埼玉県へ移住、チームメートと今年結婚した。

 「埼玉へ来てから、同世代の仲間も増え、コートも近所になったので、ますますゲートボールの時間が長くなりました!」

最高齢86歳 津山GBファミリー(岡山) 山形省吾選手

 ゲートボール歴約20年。かつてはジュニア指導に力を注ぎ、全国ジュニア大会や全日本世代交流大会に監督として何度も出場してきた。昨年に続いての最高齢選手。

 「ゲートボールをしていると年々、若返ってくるようです。来年も出場しますから、またぜひお会いしましょう」

最高齢86歳 焼津クラブ(静岡) 藁科正一選手

 ゲートボール歴24年。長年、古豪・焼津クラブで全国大会にも数多く出場してきた。いまも週3回、地域の様々なチームと合同練習に励んでいる。

 「ゲートボールは、スライドタッチに付け球など、様々な状況に応じていろいろな技が繰り出せるのが楽しいですね。いまだボケていないところをみると、きっと頭にもいいんでしょうな(笑)」

開会式

いよいよ開会式がスタート!

 前回チャンピオンのブラジルクラブ(愛知)と、全国の都道府県予選会を勝ち抜いた48チーム・294名が開会式に臨みました。

チーム名のプラカードを掲げ、式典協力をしてくださったのは天童市立第一中学校の皆さん

前回大会優勝のブラジルクラブ(愛知)から小野清子会長へ優勝返還

(公財)日本ゲートボール連合会長・小野清子による大会会長あいさつ

山形県副知事・細谷知行氏が吉村美栄子知事のあいさつ状を代読

天童市はJリーグ「モンテディオ山形」の本拠地であり、スポーツの地であることをアピールする天童市長・山本信治氏

開催地の山形県代表、天童主将・柏倉一之選手(68歳)が「ここ東北から全国に元気を届けたい。そのためにも正々堂々と戦います!」と心のこもった選手宣誓を行った

会場の模様

 いよいよ明日10月19日(土)~20日(日)、文部科学大臣杯第29回全日本ゲートボール選手権大会が山形県天童市の山形県総合運動公園 NDソフトスタジアム山形で開幕します!
 本大会は、年齢・性別不問の各都道府県チームと、前回のチャンピオンチームにより、予選を2次リーグ戦まで設けて行う真のチャンピオンシップ大会です。

 会場のNDソフトスタジアム山形は、Jリーグの「モンテディオ山形」のホームスタジアムということもあり、天然芝のコートコンディションは良好。ただし、会場で練習している選手によると「芝の長さが短いわりには、ボールの転がりはやや重い」とのことでした。

会場のNDソフトスタジアム山形。本日の天童市の気温は16度とやや肌寒い

明日からの試合に備えて練習をするチームでいっぱい

天然芝コートの毛足は短いが……。

柔らかい芝で、ボールの転がりはやや重

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