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2017年 ギャラリー
入賞チームの横顔
優勝 萬燈組(愛知)
日本一奪還を果たし、2度目のV!
西尾市、名古屋市、豊田市、岡崎市など県内各地域から集まった25〜35歳の選手によるチームで、今大会は7回目の出場。チーム結成は13年前。以来精進を重ね、ついに一昨年の第31回大会で初優勝を果たすも、前回は決勝終盤でくやしい逆転負けを喫してしまった。今大会の決勝では、2巡目に有利なボール配置をつくると、あとは危なげのない横綱相撲で相手チームを押し切った。
「日本一奪還を誓い、前回の敗退以来、毎月第2日曜日には全員が必ず集まるようにして、しっかり練習を重ねてきた成果です。プレッシャーはありましたが、全員で声を掛け合って緊張をほぐしたながらプレーしたことで、ここぞという場面でもふだんの力を発揮することができました。次回は、もちろん3回目の優勝を目指します」
準優勝 北建ジーンズ(福岡)
全国社会人大会常連チームが準優勝に輝く
全国社会人大会で2度の準優勝を経験している社会人チーム(建設業)。今大会には親子3人と親戚によるファミリーチームで挑み、2度目の挑戦で見事準優勝に輝いた。
「決勝まで進めたのは、メンバー全員、自分の仕事がしっかりできたから。それに、暑い時期に開催されることが多い社会人大会では、最後に息が切れてしまうのですが、今大会では最後まで快適にプレーできたことも大きかった。北海道の秋、最高です(笑)」
第3位 小豆島豊栄(香川)
今大会も準決勝の壁を破ること叶わず
小豆島で古くから活動している全世代型クラブチーム。今大会は15回目の出場で、第27回大会優勝、第22回大会準優勝の強豪。しかし、前回は準決勝でラスト5分からの逆転負け。今度こそはとの思いを胸に刻んでの大会だったが……。
「昨年と同じく、自滅での敗退。練習もしっかりやってきたんですが、準決勝にくると、練習では普通にできるプレーができない。メンタルの問題かもしれませんね。今回は、ベテラン中心の編成で、シニアでも若いチームに勝てるというところを見せたかったんですが、残念です」
第3位 SY(新潟)
第24回大会以来、2度目の第3位に大喜び
新発田市の20〜30代中心のチーム。新発田市の各小学校にはゲートボール授業が取り入られており、メンバーたちはそれをきっかけとして小学生のときからプレーをはじめ、これまで続けている。今大会は4回目の出場で、第24回大会以来、2度目の第3位に輝いた。
「第24回大会第3位のあと、社会人となったこともあり、なかなか全国大会には出場できませんでした。今回は久しぶりの全国大会だから、とにかく気楽にプレーしようと試合に臨んだことが功を奏しました。準決勝は、相手チームのほうが技術も作戦も上手だったので仕方ないし、悔いはありません。久しぶりの第3位、心底うれしいです!」
注目チーム&選手紹介
最年少14歳が所属する10〜20代中心のチーム
富士スノーファルコン(静岡)
富士市の10〜20代中心のチーム。全国ジュニア大会常連チームだが、昨年から本大会にも登場。今大会最年少14歳・渡部希渉選手(写真下)も、昨年に続いて2回目の出場。「前回より少しは慣れましたが、やはり緊張します。ゲートボールは小学1年からはじめました。相手ボールをスパーク打撃でアウトボールにするときが楽しいです」(渡部選手)
ジュニアとユース選手が15名在籍し、ふだんは、今年7月開催の第18回全国社会人ゲートボール大会で第3位に入賞した企業チーム・ジヤトコのメンバーと一緒に練習してレベルアップを図っている。
「ジュニア大会とは違い、年齢や性別の制限がなく実力が試される大会なので、厳しいです。挑戦者の気持ちで、まずは2次リーグ戦、そしてトーナメント進出を目指します」
全国ジュニア大会V2メンバーが選手権初登場!
もんちゃんず(岩手)
今年7月開催の全国ジュニア大会で2連覇を達成したジュニアチームが本大会初挑戦!
「全国ジュニア大会以来、みんな揃っての練習はなかなかできませんでしたが、集まれるメンバーで試合形式の練習を行い、個々の技術レベルアップを図ってきました。選手権は、ジュニア大会に比べてレベルが高く、厳しい試合が続きますが、ぜひトーナメント戦に進出して強豪チームと戦いたいです」
県内の若手が集まって、本大会初出場!
十和田西(青森)
昨年の国体に続き、今年の全国選抜大会でも優勝した十和田西が県予選で優勝し、今大会への権利を勝ち取ったが、県内の若手に経験を積んでほしいと、唯一の若手メンバー・東亮太選手(写真4番)にメンバー選任が託された。そこで、東選手が県内の若手選手に声をかけ、10〜30代の選手によるチームが結成された。全国ジュニア大会常連・青森山田高校ゲートボール部OBの2人も顔を揃えている。
「自分たちを全国の舞台に送り出してくれた、十和田西のベテランメンバーに感謝しています。このメンバーで公式大会に出場するのは初めてですが、青森山田高校でプレーしていたり、コーチをしていたりと、全員が青森山田つながりの気心の知れたメンバー。チームワークでトーナメント戦進出を目指します」
今大会最高齢87歳はジュニア指導も担当する元気選手
NS君津・小糸(千葉) 座間重雄選手
南関東地域選手権大会には2年連続出場、しかし本大会には初参加という座間選手がゲートボールに出会ったのは65歳のとき。老人会加入をきっかけにプレーをはじめた。いまも、月に8回ほど大会に出場しているほか、地域の練習会にも参加。さらに、15年前から亀山小学校でゲートボール指導をはじめ、3年前からは亀山中学校でも教えるようになり、子どもたちを引率して全国ジュニア大会出場も果たした。「仕事がゲートボールみたいなものだから」と笑う座間選手。
「審判員資格を3級から2級、そして1級を取得し、チームとしても勝てるようになって、大会で入賞するほどにゲートボールが面白くなっていきました。子どもたちの指導もたいへんですが、やはり子どもたちが勝つと、こちらもうれしくなるし、やりがいを感じますね」
女子最年少21歳!
ザ・小樽(北海道) 成田そのみ選手
成田選手は、ゲートボール歴1年半の新米プレーヤー。今大会に一緒に出場しているチームメートの塚田大河選手と同大学で、塚田選手に誘われて地域の大会を見学したことがゲートボールとの出会い。その大会でいきなり試合に出場し、ゲートボールの魅力にハマッたという。
「もともと負けず嫌いなので、試合に勝っても負けても、あそこでもっと上手にプレーができていたらというくやしさが残り、次こそはという気持ちが尽きることはありません。全国大会は初めてですが、若いプレーヤーがたくさんいてビックリ! しかも、皆さんレベルが高い。よい経験をさせていただいています」
平均年齢76歳、今大会最高齢チームが2次リーグ戦進出!
福重クラブ(長崎)
大村市の北東部に位置する福重地区のチーム。メンバーのゲートボール歴は7〜8年。果樹園や農業を営んでいたメンバーが息子たちに代を譲り、老人会でプレーをはじめた。ふだんは、平均年齢80歳以上という15名のメンバーで週4日、1日中、プレーを楽しんでいる。
「県予選でツキに恵まれて優勝でき、初めての全国大会。未知の世界への挑戦だ! と意気込んでいます。若くて強いチームが多く、緊張しっぱなしで夢中でプレーしていたら、これまた思いもかけない1次リーグ戦を突破で、自分たちがいちばん驚いています」
開会式
競技に先立って行われた開会式には、前回大会優勝チームをはじめ、都道府県代表48チーム・281名が臨みました。
前回優勝のフェニックス京都が文部科学大臣杯・優勝旗の返還を行い、中西由郎大会委員長(公益財団法人日本ゲートボール連合専務理事)からレプリカを贈呈されました。
椎川 忍大会会長(公益財団法人日本ゲートボール連合会長)のあいさつを中西由郎大会委員長が代読し、選手たちを激励しました
「熱戦ともに、雄大な風景や旬の味覚など北海道の魅力も堪能していただき、思い出の1つとして付け加えていただければと思います」との北海道知事・高橋はるみ様からのご祝辞を、十勝総合振興局副局長・坂部浩明様が代読されました。
芽室町長・宮西義徳様が来賓祝辞として「ゲートボールはここ芽室町で1947年に戦後、遊び用具のない青少年のために誕生しました。その原点に立ち返り、コートの中で老若男女がともにプレーできるという競技特性を生かして、青少年にも全世代に普及していきましょう。町としてもそのお手伝いをしていきます!」と熱く語られました。
参加選手を代表し、地元・北海道代表、ザ・小樽の塚田大河選手が「最後の1打まで全力を尽くすことを誓います!」と力強い選手宣誓を披露しました。
開会式後、「ゲートボール生誕70年記念大会」にちなみ、発祥の年である1947年生まれの選手6人と中西由郎大会委員長が記念撮影をしました。写真左から、安芸高田(広島)の藤川孝志選手、フェニックス京都の高橋唯司選手、荒沢(新潟)の宮田勉選手、中西大会委員長、熊本ハッピーの高浜希三子選手、梅津(京都)の近藤忠義選手、SGK埼玉の萩原和夫選手。
公開練習
前日の会場では、たくさんのチームが公開練習に臨み、コートの感触を確かめていました。
会場のクレーコートは、砂が入っているものの、ボールの転がりは速く、傾斜によってボールが曲がる箇所もあります。 今回のコート条件と似たコートでいつも練習をしているという選手は、「大きめの砂利があるため、やや強めに打たないと、ボールが止まる直前にコロッと横に曲がってしまう」と、コート攻略の秘けつを語ってくれました。