公益社団法人 日本ゲートボール連合

文部科学大臣杯 全日本ゲートボール選手権大会

2016年 ギャラリー 

入賞チームの横顔

優勝 フェニックス京都(京都)
全国ジュニア大会以来の日本一!

 
 2007年の第12回全国ジュニア大会男子1部クラス優勝の経験を持つ20代中心のチームで、前回大会で第3位入賞、ついに今大会で初優勝を果たしました。
 前回大会優勝の萬燈組(愛知)との決勝では、終盤まで7-12と押されていましたが、5巡目に白10番の深田賢司選手(写真右端)が2本のロングタッチを決めてゴールポール近くに進み、形成を逆転。競技時間終了のカネが鳴り、最終打者の白8番の森脇 一主将(左から3人目)の打順となると、森脇主将は自球を含む3球の第2ゲート通過に成功し、さらに白10番の上がりを決めて12-12の内容勝ちとし、劇的な勝利を収めました。
 試合後、森脇主将は歓喜の表情で「準決勝の小豆島豊栄との試合でも残り5分から逆転できたので、決勝でも最後まで絶対にチャンスがくると信じていたら、賢ちゃんがやってくれました。最後の第2ゲート通過も上がりも、手が震えましたが、なんとか成功させることができました。全国ジュニア大会以来の日本一、すごくうれしいです!」と語りました。

 


準優勝 萬燈組(愛知)
後一歩のところで2連覇ならず!

 
 西尾市の20~30代選手を中心としたチームで、前回大会で念願の初優勝を果たし、2連覇を目指した今大会でしたが、後一歩のところでフェニックス京都に優勝をさらわれてしまいました。
 転居にともない、強豪・フレンドスポーツ(鹿児島)から萬燈組のメンバーとなり、今大会で主将を務めた曽山喬貴主将は「決勝は、ほぼ勝ちを手にしたと思いましたが、最後に迂闊な場所に味方ボールを置いてしまった、自分の作戦ミスです。前回大会優勝ということでプレッシャーはありましたが、それでも勝たなくてはいけなかった。自分のせいです」とガックリ肩を落としていました。

第3位 小豆島豊栄(香川)
第3位の壁を超えられなかった2016年の全国大会

 
 小豆島のミドル選手を中心としたチームで、本大会は15回目の出場。2006年の第22回大会で準優勝、2011年の第27回大会で優勝している強豪です。準決勝では、優勝したフェニックス京都に、ラスト5分から逆転されるという悔しい負けを喫してしまいました。
「最後に詰めの甘さが出てしまいました。ここ一番というところで、メンタルの弱さが出てしまった。今年は、全国選抜大会男子クラスも第3位、全国ジュニア大会男子1部クラスも第3位と、第3位の壁を破ることができませんでした。ツキがない年でしたね」(三木俊寿主将)

第3位 埼玉かわせみ(埼玉)
初出場メンバーもいたので第3位に大満足!

 
 日高市のシニアチーム「日高かわせみ」に、30代のミドル選手が合体したチーム。このメンバーでは本大会初出場で、全国大会初登場という3人の選手も!
「ロングタッチが決まりやすいキレイな芝コートだったので、シニア選手にもロングタッチをねらってもらって勝ち上がってきました。準決勝の萬燈組(愛知)戦では、相手が格上のチームで、技術力の差もあることがわかっていたので、何度となくロングタッチでひっくり返そうと試みたのですが、決めきれなかったですね。でも、埼玉県勢としては、今年は国体[公開競技]男子の部でも第3位、そして今大会も第3位に入賞できて大満足です」(相馬 嘉主将)

注目チーム&選手紹介

平均年齢18.33歳の今大会最年少チーム
作新学院(栃木)

 全国ジュニア大会で優勝・入賞多数、作新学院高校ゲートボール部の卒業生によるチームで、昨年に続いて2回目の出場。前回はトーナメント戦まで進出するも、1回戦で優勝した萬燈組(愛知)に惜敗しました。
「メンバーは社会人、大学生、専門学校生とバラバラなので、全員が集まっての練習はなかなかできませんが、時間をつくって高校のコートに顔を出すようにして、個人で苦手なプレーを練習をしたり、現役生と一緒に試合感覚を養うような練習をしています。1次リーグ戦は強豪揃いのコートですが、昨年以上の成績を目指して、相手チームの勢いに負けないようにがんばります」

県内各地域でプレーしていた若手メンバーが集結して初出場
ザ・ひま人(大分)

 大分県のクラブチーム「ザ・ひま人」の若手メンバーによるチーム。「ザ・ひま人」は当初、大分市の60~70代メンバーを中心としたチームでしたが、3年ほど前“若手が集まって活躍できる環境づくり”と“若手への普及”を目的に、県内の各地域でプレーしていた若手メンバーが合流し、現在は26人が在籍しています。昨年は県予選会で敗退、今年はその悔しさをバネに練習を重ねて、本大会初出場を決めました。
「目標はトーナメント戦に上がること、上がったら優勝します!」

全国ジュニア大会常連チームが本大会初出場
富士スノーファルコン(静岡)

 全国ジュニア大会男子1部クラス第3位の入賞経験を持つ「富士スノーファルコン」のOB選手を中心としたチーム。社会人と大学生なので、毎日土・日曜日に、社会人チームの「ジヤトコ」と一緒に練習をしたり、ユース大会などのオープン大会に出場して腕を磨いています。
「本大会は強いチームが多くて作戦面のレベルも違い、全国ジュニア大会とは緊張感が違いますね。全国ジュニア大会では最高位が第3位だったので、今大会ではそれ以上の成績を残したいですね」
 また、今大会最年少12歳の渡邊希渉(きゆみ)選手(5番)はゲートボール歴7年。
「チームで作戦通りにうまくいったときの気持ちよさがゲートボールの楽しいところです」

開催県代表の地元チームは初出場
今治べふ(愛媛)

 今治市大宮町別府(べふ)地区を拠点としているチームで、今大会初出場。週3回、午後2~4時まで、地区の愛好者8~9人が集まって練習しています。
「県予選会では、まぐれで勝ってしまって、地元開催の今大会に出場することができました。運良く出場できたと思っているので、緊張感はありません。強いチームが揃っていますから、1勝でもできたらと思っています」

男子最高齢89歳!
津山GBファミリー(岡山) 山形省吾選手

 ゲートボール歴23年。2012年の第28回大会で第3位入賞も経験されています。かつてはジュニア指導に力を注ぎ、全国ジュニア大会や全日本世代交流大会に監督として何度も出場してきました。いまも、雨が降らない限り毎日、朝から昼まで、1人で10球を持ってゲームをしたり、仲間とプレーを楽しんでいます。本大会で最高齢選手になったのは、なんと今大会が4回目。
「来年も出場しますから、またぜひお会いしましょう」

女子最高齢86歳!
あすなろ(高知) 吉本泰子選手

 ゲートボール歴30年。かつては、主将としてチームを率いて、北海道から九州まで様々な大会に出場してきました。
「いまもこうして、若い仲間が全国の大会へ連れていってくれるので楽しいです。さらに、相手チームに勝ったら、なおさらうれしい。グラウンドゴルフもマレットゴルフも経験しましたが、頭を使うゲートボールがやっぱり一番面白いです」

開会式

本日2016(平成28)年11月5日(土)、ついに「文部科学大臣杯 第32回全日本ゲートボール選手権大会」が、愛媛県松山市の愛媛県総合運動公園 陸上競技場で開幕しました。  競技に先立って行われた開会式には、前回大会優勝チームをはじめ、全国1602チームの予選を勝ち上がった都道府県代表48チーム・287名が臨みました。

前回大会優勝の萬燈組(愛知)が文部科学大臣杯・優勝旗の返還を行い、小野清子大会会長からレプリカを贈呈されました。

小野清子大会会長は「慎重に、そしてダイナミックに、思う存分、力を発揮することをご祈念します」と選手たちを激励しました。



「来年、“笑顔つなぐえひめ国体”が開催される愛媛県でゲートボールの日本一決定戦が行われることは国体開催の気運の高まりにもつながります。笑顔の輪が広がる大会になることを期待します」との愛知県知事・中村時広様からのご祝辞を、愛知県副知事・原 昌史様が代読されました。

「熱い闘いをのあとは、松山市が誇る道後温泉で疲れを癒やし、海の幸・山の幸を堪能してください」との松山市長・野志克仁様からのご祝辞を、松山市副師長・梅岡伸一郎様が代読されました。

参加選手を代表し、地元・愛媛県代表、今治べふチームの小池陸雄選手が力強い選手宣誓を披露しました。



会場の模様

前日の会場では、たくさんのチームが公開練習に臨み、コートの感触を確かめていました。  会場の天然芝コートは、芝がふかふかしていて、ボールの転がりはやや重く、芝の順目・逆目によってもボールの転がりは大きく変わります。また、所々にある窪みにも要注意といったコンディションです。

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