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2013年 競技結果
入賞チーム一覧
トーナメント戦の結果
2次リーグ戦の結果
1次リーグ戦の結果
決勝戦を再現
今週末の12月8日(日)午前6~7時、CS放送「スカパー!」および全国のケーブルテレビ局で放送しているレジャーチャンネルのゲートボール専門番組『スーパーゲートボール』で、去る10月20日(日)に山形県総合運動公園 NDソフトスタジアム山形(天然芝コート)で開催された文部科学大臣杯第29回全日本ゲートボール選手権大会決勝戦の模様が放送されます。
下記に紹介するゲームの経過「球譜」と合わせて、ぜひご覧ください!
※文中の略語は下記の通り。
1G=第1ゲート 2G=第2ゲート 3G=第3ゲート GP=ゴールポール PT=通過タッチ TP=タッチ通過 LT=ロングタッチ ST=スライドタッチ WT=ダブルタッチ TT=トリプルタッチ OB=アウトボール
決勝戦 TKE(新潟) VS佐多キング (鹿児島)
先攻 TKE(新潟)
1 田中 潤(43)
3 金子将也(27)
5 大縫裕樹(34)
⑦主将 那須野智広(29)
9 鈴木寿憲(33)
交代競技者 大縫庸子(30)、岡野圭佑(23)
後攻 佐多キング(鹿児島)
2 柳川航也(19)
4 大久保茂樹(53)
⑥主将 今針山涼平(21)
8 郡山佳子(62)
10 郡山宗大(63)
【1巡目】本降りのせいか、1G通過失敗が続出、佐多キングの白8がようやく1G通過
●赤1=1G通過に失敗。
○白2=第2ラインをオーバして1G通過に失敗。
●赤3=ゲート右脚に当てて1G通過に失敗。
○白4=1G通過に失敗。
●赤5=1G通過に失敗。
○白6=1G通過を見送る。
●赤7=1G通過を故意に失敗。
○白8=1G通過→2G右前に進む。
●赤9=1G通過→白8へのタッチを外して2G右後ろに止まる。
○白10=ゲート左脚に当てて1G通過に失敗(図1参照)。
《得点=TKE1ー1佐多キング》
【解説】折からの雨が本降りになったせいか、両チームともにボールコントロールが思うようにならず、佐多キングの白6、TKEの赤7以外は1G通過に失敗し、ようやく白8が1Gを通過して2G右前に進んだ。TKEの赤9は1Gを通過して、白8へのタッチをねらうが、外して2G右後ろに止まる。白10も1G通過に失敗し、低調な滑り出しになった。
【2巡目】1G通過の失敗、見送りが続くなか、赤3、白4、赤7が1Gを通過
●赤1=1G通過に失敗。
○白2=1G通過を見送る。
●赤3=1G通過→2Gと第2コーナーとの中間地点、第2ラインぎわに進む。
○白4=ゲート右脚に当てて浅く1Gを通過→3G後方に進む。
●赤5=1G通過を見送る。
○白6=1G通過を見送る。
●赤7=1G通過→赤3にタッチ→赤3を第2ラインぎわ、2G寄りに送り球をする→白8にタッチするが、自球が第2ライン外にOBになる。
○白8=赤9にタッチ→赤9を第4コーナー近くにOB→2G右後ろ、第2ラインぎわに進む。
●赤9=OB打、第3ライン中間地点近くに打ち入れ。
○白10=1G通過を見送る(図2参照)。
《得点=TKE3ー2佐多キング》
【解説】両チームともに1G通過に失敗したり、見送ったりして、この回1Gを通過したのは、わずかに3球。しかも赤7は白8へのタッチに失敗して自らOBになった。
【3巡目】TKEは陣形を整え、佐多キングは白2、白10が1Gを通過
●赤1=1G通過に失敗。
○白2=1G通過→3G後方に進む。
●赤3=2G寄りに移動。
○白4=白2にタッチ→白2を2G後ろ、白8の近くに送り球をする→3G右後ろ、第4ラインぎわに進む。
●赤5=1G通過を見送る
○白6=1G通過を見送る。
●赤7=OB打、第3ライン中間地点、赤9の近くに打ち入れ。
○白8=白2にタッチ→白2を第2コーナー近くに送り球をする→3G右前に進む。
●赤9=赤7にタッチ→赤7を第3コーナー近くに送り球をする→第3ライン中間地点、ラインぎわに進む。
○白10=1G通過→白2にタッチ→白2を2G右前に送り球をする→2G通過→2G後方に進む(図3参照)。
《得点=TKE3ー5佐多キング》
【解説】TKEが陣形を整える間に、佐多キングは白2、白10が1Gを通過し、白10は長距離の2G通過を果たし、じりじりと得点を重ねていく。
【4巡目】赤3は2Gを通過して赤7、赤9と連係し、白2は2Gを通過し、白10は3Gを通過する
●赤1=ゲート右脚に当てて1G通過に失敗。
○白2=2G通過→白10にSTして第4コーナー方向に進む→白10を3Gと第4コーナーの中間地点近くに送り球をする→3G右後ろ、白4の近くに進む。
●赤3=ゲート左脚に当てて浅く2Gを通過→第3コーナーの赤7の近くに進む。
○白4=白8にタッチ→白8を3Gと第4コーナーの中間地点近くに送り球をする→白2へのタッチを外して3G右後方に止まる。
●赤5=1G通過を見送る
○白6 =1G通過を見送る。
●赤7=赤3にSTし、第4コーナー方向に進む→赤3を第3ライン中間地点、ラインぎわ、赤9の近くに送り球をする→自球も第3ライン中間地点、ラインぎわ(第4コーナー寄り)に進む。
○白8=白10へのタッチを外して3G左前方に止まる。
●赤9=赤3にSTし、3G方向に進む→赤3を第3ライン中間地点の赤7の近くに送り球をする→白8にタッチ→白8を白4に合わせ球をするが、白8のみがOB(競技時間15分経過)→白10へのタッチを外して第4ラインぎわに止まる。
○白10=3G通過→白2にタッチ→白2を第3ライン中間地点の赤3の近くに送り球をする→白4へのタッチを外してスタートエリア中央に止まる(図4参照)。
《得点=TKE4ー7佐多キング》
【解説】両チームともに得点が伸びず、この回は白2、赤3の2G通過、白10の3G通過と3点が入っただけでロースコアのまま、競技時間15分を迎え、終盤戦に突入する。
【5巡目】赤1は1Gを通過するが、赤5、白6は依然として1G通過を見送る
●赤1=1G通過→2G右前に進む。
○白2=赤3にタッチ→赤3を第3ライン中間地点近くにOB→赤7にタッチ→赤7を赤9に合わせ球をするが、赤7のみがOB→3G右後方に進む。
●赤3=OB打、第4コーナー近くに打ち入れ。
○白4=白2にタッチ→白2をスタートエリア左側に送り球をする→白10へのタッチを外して、スタートエリア中央近くに止まる。
●赤5=1G通過を見送る。
○白6=1G通過を見送る。
●赤7=OB打、3G前方、赤9の近くに打ち入れ。
○白8=OB打、1G右横、第1ラインぎわに打ち入れ。
●赤9=赤7にSTし、3G後ろに進む→赤7を第4コーナー近くに送り球をする(競技時間残り10分)→白10にLT→白10を第1コーナー近くにOB→白4にタッチ→白4を3G後方、第4ライン外にOB→白2にタッチ→白2を第4コーナー近くにOB→第4コーナー、赤7の近くに進む。
○白10=OB打、第1コーナー近くに打ち入れ(図5参照)。
《得点=TKE5ー7佐多キング》
【解説】TKEの赤9は3G前方から赤7にSTし、白10へのLTに成功。白4、白2とタッチして3球をOBにした。
《6巡目》TKEがついに同点に追いつく!
●赤1=2G通過→第4コーナー、赤3の近くに進む。
○白2=OB打、第3コーナー近くに打ち入れ。
●赤3=赤1にタッチ→赤1を第4コーナー近くに送り球をする→赤7にタッチ→赤7を第4コーナー、赤1の近くに送り球をする→赤9にタッチ→赤9を3Gと第4コーナーの中間地点、第4ラインぎわに送り球をする→3G右前に進む。
○白4=OB打、1G左後方に打ち入れ。
●赤5=1G通過→白8にタッチ→白8を3G後方、第4ライン外にOB→1G右後方、第1ラインぎわに進む。
○白6=1G通過→白4へのSTを外し、第4コーナー近くに止まる。
●赤7=赤1にタッチ→赤1を3G右前に送り球をする→赤9にタッチ→赤9を2G右前に送り球をする→2G正面に進む。
○白8=(競技時間残り5分)OB打、第1コーナーの白10の近くに打ち入れ。
●赤9=赤7にタッチ→赤7を2G右前、第2ラインぎわに送り球をする→2G通過→白2にタッチ→白2を第3コーナー近くにOB→2G後方に進む。
○白10=白8にSTし、第2コーナー近くに進む→白8を2G右前に送り球をする→白4にタッチ→白4を2G右前、赤7の近くに送り球をする→上がりをねらうが、外して第4コーナー方向に止まる(図6参照)。
《得点=TKE8-8佐多キング》
【解説】TKEはこの回3点をあげて同点とし、佐多キングの白6が1Gを通過して1点をあげると、赤9が2Gを通過して再び同点とし、勝敗の行方がわからなくなり、7巡目に入った。
《7巡目》佐多キングがPTに成功し、TKEを圧倒!
●赤1=3G右前に移動。
○白2=OB打、2G真下に打ち入れて、PTをセットする。
●赤3=赤1へのSTを外し、2G左前に止まる。
○白4=赤7にタッチ→赤7を2G右前、第2ライン外にOB→PT(2G通過と白2にタッチ) →白2を3G右前に送り球をする→第1打、1G後方に進む→第2打、赤5にタッチして押し出してOB、自球もOBになる。
●赤5=OB打、第2コーナー近くに打ち入れ(図7参照)。
○白6=白10にSTし、2G左前の赤3にWT→スパーク打撃で白10を上げる→スパーク打撃で赤3を2G右前、第2ライン外にOB→白8にタッチ→白8を2G通過させるが、白8は第3コーナー近くにOBになる→2G通過→白2へのタッチを外し、3G右前に止まる。ゲームセット。
《得点=TKE8ー13佐多キング》
TKE打撃表
佐多キング打撃表
【打撃表の解説】
両チームの1G通過失数9、1G通過見送り数7の計16という多さにより、打順が7巡目までまわるという展開になった。ゲームが動きはじめたのは6巡目、7巡目。TKEはこの回で打数26、佐多キングは打数25と、計51というせわしい終盤になった。ほぼ互角といって内容だが、6巡目にTKEの赤7が赤9を2G右前に送り球をし、自球も2G正面に進んだ。赤9が赤7を2G右前に送り球をし、自球が2Gを通過し、白2をOBにしたところまではTKEの勝利がちらついたが、第1コーナー隅から白10が白8にSTして、1G右後方に進み、白8を2G前方に送り球をし、白4にタッチして白4を赤8の近くに送り球をしたところから、ゲームが佐多キングに傾き、OBの白2が2G下に打ち入れて、PTをセットしたことで勝利が決まった。
最後にST、WTの離れ技を披露した、佐多キング(鹿児島)の今針山主将
TKE(新潟)の那須野主将。安定したプレーでいったんはチームを同点に導くも惜敗を喫した